FRANCE

辻調グループ フランス校

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Le Petit Verdot(ル・プティ・ヴェルド)

フランス校 食べ歩き日記

2020.01.11

今回は毎日常連客で賑わうパリのビストロ「Le Petit Verdot」(ル・プティ・ヴェルド)を紹介します。


場所はパリ6区の老舗百貨店ボンマルシェから徒歩5分くらいのところにあり、日本人ソムリエの先駆け的存在である石塚氏が経営するお店として知られ、ワイン好きが集まる隠れ家的なお店です。



店内はオーナーでソムリエの石塚氏が1階と2階の全てを一人で切り盛りされていて、ワインは好みを伝えるだけで、リーズナブルで美味しいワインを用意してくれます。

調理場を取り仕切るのは辻調グループフランス校の卒業生である新田シェフです。
新田シェフはフランス校卒業後、東京の「レストランひらまつ」に就職され、そこで15年間勤務、2001年に「レストランひらまつ」がパリに出店の際に渡仏し、スーシェフとして3年間活躍されています。


料理はアラカルトで、席に着くとまずその日の前菜、魚料理、肉料理が書かれた黒板を持って来てくれて、そこから料理をチョイスします。
メイン料理の後でさらにデザートが書いてある一回り小さな黒板が運ばれてきてデザートをオーダーします。
それでは、今回オーダーした料理とデザートを紹介します。

アミューズは子牛肉のタルタルです。
上には爽やかな酸味のグリーントマトのマリネと大根のスプラウトが添えてあります。

にんにくとパセリを混ぜ込んだ合わせバターでさっとソテーしたイカの料理です。
鮮度抜群のイカのぷりぷりとした食感とにんにく・パセリバターの風味が良くあっていて、パンとワインが進む前菜です。

鶏のソ・リ・レス(もも肉の付け根部分にある肉で、「ソリレス」とはフランス語で「これを残すものは愚か者だ」という意味です)をハーブと一緒にコンフィにして、温泉卵を添えてあります。
卵を割ると半熟の卵黄がとろっと出て来て、柔らかく火の通ったコンフィに絡んで、さらにまろやかな味わいになります。

リ・ド・ヴォ(子牛の胸腺)にジロール(あんず茸)やその他季節の野菜を添えたメインの料理です。
リ・ド・ヴォに小麦粉をつけてたっぷりのバターをかけながらじっくりと焼き上げた料理です。
表面は香ばしく焼けていて、中はプリッとした弾力のある食感に仕上がっています。
ソースは子牛のくず肉と香味野菜などで作る軽めのジュ・ド・ヴォです。

ナイフを入れると中がしっとりととろけるようなチョコレートケーキにバニラのアイスクリームとサバイヨンを添えたデザートです。

皆様もパリに行かれた際はぜひ伺ってみてはいかがでしょうか?

Le Petit Verdot
住所 75 Rue du Cherche Midi 75006 Paris
電話 01.42.22.38.27
https://www.le-petit-verdot.com