こんにちは！

今回紹介するレストランは、リヨン市内にある有名なレストラン街「メルシエ通り」にある、MOZZATO LYON (モッツァート　リヨン)です。

このレストランは名前の通り、日本でも有名なイタリアチーズのモッツァレッラ　ディ　ブーファラ　カンパーナ(MOZZAELLA DI BUFALA CAMPANA)をメインの食材としているレストランです。
このチーズはイタリアではD.O.P（フランスではA.O.P）に指定されている水牛から作られた本物のモッツァレッラです。
今回はラシエット　デクーベール(L'ASSIETTE DECOUVERTE　発見のお皿)　を注文しました。
この料理は、レストランで用意されている８種類のモッツァレッラのうち２種類を選び、グリルしてマリネされた野菜とシャルキュトリー（豚肉加工品）を一緒に盛り合わせたものです。

選べるモッツァレッラは以下の８種類。

Bufala Campana（本物のモッツァレッラ）
Buffala affumicata（燻製したモッツァレッラ）
Treccia（編み込まれたモッツァレッラ）
Burrata（ブッラータ）
Stracciatella（クリーム状のモッツァレッラ）
Burrata fumée（燻製したブッラータ）
Burrata origano（オレガノ入りのブッラータ）
Burrata à la truffe noire（黒トリュフ入りのブッラータ）

今回は初めてということもあり、Bufala CampanaとBurrataを選びました。

盛り沢山の一皿です。
Burrataとは、生クリームと細かく切ったモッツァレッラの元（カードといいます）を、モッツァレッラの生地で包んだチーズです。製法の複雑さから、一部書籍などでは「幻のチーズ」と紹介されることもあるチーズです。

上...みずみずしいBurrata。中はクリーミーです。　
下...もっちりとしたBufala

飲み物も充実しています。
イタリア産の発泡性赤ワイン　ランブルスコ(LAMBRUSCO）、辛口のプロセッコ(PROSECCO)、甘口の発泡酒モスカートダスティ(MOSCATO　D'ASTI)などがグラスで飲めます。

デザートもあります。
おなじみのティラミス(Tiramisu), パンナコッタ(Panacotta)以外にも柔らかいチョコレートケーキ(Fondant au chocolat)やレモン風味のムース(Mousse au citron)などもあります。
その中でも今回はカフェ・グルマン(Le café des gourmands)という、コーヒーと３種類の小さなデザートの盛り合わせを注文しました。

手前から左回りに、パンナコッタ、チョコレートケーキ、ティラミスが盛り合わされています。
お得感でいっぱいです。

今回の料理以外にも、８種類のモッツァレッラから好きなチーズを数種類選び、さらに好みの付け合せを選ぶスタイルのコースや、各種モッツァレッラを使ったコースメニューもあります。

燻製したブッラータに、付け合わせでトマトを選んだ場合の盛り付けはこんな感じです。

一品料理も充実しています。

バゲットの上に盛られたブルスケッタ(BRUSCHETTA）

イタリアの柔らかいパンの上に盛られたフォカッチャ(FOCACCIA)

もちろんパスタ料理(PÂTE)もあります。

それぞれの料理には選べる８種類のモッツァレッラ以外にも、牛乳製のモッツァレッラ(fior di latte）, 燻製した熟成タイプのモッツァレッラ(scamorza fumée）, 水牛乳からできたリコッタ(ricotta di bufala）などさまざまなモッツァレッラを使っています。

週末には食事を楽しむ若者や家族連れだけではなく、年配のご夫婦や旅行者まで幅広くレストランを訪れ、昼食時には１２時を待たずに満席になるほどです。

恵まれた食材の宝庫であるフランスの、しかも美食の町といわれるリヨンのレストラン街で、あえてイタリアのチーズで勝負するこのレストラン。美食家のフランス人らしいと思いませんか。
フランスでみずみずしく、クリーミーで新鮮なイタリア産のモッツァレッラを食べる優雅な週末はいかがですか。

なんとこのレストランは2016年9月19日にパリにもオープンしました。

Mozzato Lyon - Comptoir à Mozzarella
69002 Lyon
63 rue Merciere
Tel,+33 4 81 47 11 76