製菓外来講師 M.Michel VIOLLET(ミシェル・ヴィオレ氏)/Patisserie VIOLLET(パティスリー・ヴィオレ)
今期最後の製菓外来講習は、Bourgoin-Jallieu(ブルゴワン=ジャリュー)のパティスリー「ヴィオレ」のオーナーシェフ、
ミシェル・ヴィオレ氏に行っていただきました。ヴィオレ氏は、1978年にご自身のパティスリーを開店、地域密着型の
お店として長年に渡り活躍されており、1989年にはM.O.F.を受章されています。
いつものようにタービン持参で、プラリーヌの作業工程を見せてくださいました。
こちらがタービンです キャメラ先生がタービンを見ていてくれました
プラリーヌが出来上がっていく過程が分かります
PRALINE VIOLETTE et ROUGE
アーモンドに煮詰めたシロップを少しずつかけて乾かし、シロップを糖化させながら大きくしていきます。
火をつけて混ぜながら糖化させるのにガスにつなげたタービンを使います。最後に半分ずつ、フランボワーズ風味の
赤いプラリーヌとスミレの香りの紫色のプラリーヌが出来上がりました。
BONBONS BATTUS MASSES
ヴェルヴェンヌ味の飴です。
シロップの煮詰めを見るのに温度計を使わず、昔ながらの指でさわって判断するやり方を見せてもらいました。
一部に黄色い色をつけて縞模様にし、小さい飴と棒につけたペロペロキャンディを作りました。
絵を描いているところ
DESSINS
プラリーヌの完成を待つ間に、いつものようにマジパンをかぶせたケーキに絵を描いてくださいました。
これは下書きなしで絵付けをしていくたいへん高度な技術で、これを出来るパティシエも数少なくなった伝統の技術です。
ひとつはヴァレンタインにちなんだ「小鳥のカップル」(聖ヴァレンタインの日は小鳥がつがいになる日と言われています)、
もうひとつは学生がリクエストした赤ちゃんの顔、なぜか1才のドニ(カメラ先生の名前)の文字が入ります。
助手(写真右から)
藤原 水稀さん
「ヴィオレさんはとても愉快な方で楽しくアシストができました。Dessinsの時は授業であることを
忘れているのではないかと思うくらい熱心に描かれていました(笑)」
ヴィオレさん
鈴木 しおりさん
「130℃になるシロップを平気で触ったり、ニコニコしながら素晴らしい絵を描くことができすごいなぁと思いました。
是非ヴィオレさんのお店に行ってみたいです」
最後に全員で記念撮影