製菓外来講師 M. Romaric BOILLEY(ロマリック・ボワイエ氏)/Patisserie DELICES DES SENS(パティスリー・デリス・デ・サンス)
今回のエスコフィエ校製菓外来講習は、リヨンの人気パティスリー「Délices des Sens(デリス・デ・サンス)」の
オーナーシェフ、Romaric BOILLEY(ロマリック・ボワイエ)氏です。当日は、現在研修中の2013年秋コース生、
平本干奈さんもいっしょに来校されました。
マンゴーのガトーの仕上げに胡椒をふっているところ
SYMPHONIE D'ETE
講習では、「夏のシンフォニー」という名前でサブレ生地を使ったお菓子を披露していただきました。
夏らしく、フルーツをたっぷり使ったお菓子です。土台になるサブレブルトン生地はベーキングパウダーを
使い膨らむため厚めの焼き上がりになります。今回は2種類の大きいガトーとプティフールを作ってくださいました。
・マンゴーのガトー
クリームは卵を少なめに配合し、ゼラチンを合わせて使ってクリーム状にすることでマンゴーの風味を強くしています。
周りにイチゴと切りそろえたマンゴーを飾り、味のアクセントに柑橘系の香りがするネパール産の胡椒、ポワーヴル・ド・
ティミュットPoivre deTimutを使っています。
・パッションフルーツのガトー
パッションフルーツのムースにマンゴーの風味をプラスしたパッションフルーツのジュレでコーティングしています。
ラズベリーと日本では珍しいフレッシュの赤スグリを飾りに使っています。
・プラリネのプティフール
シリコンの型で小さく焼いたサブレブルトン生地に生クリームとアーモンドのプラリネで作ったクリームを丸く絞り、
味と見た目のアクセントに赤スグリを真ん中に飾ります。
助手
香川 葉月さん 「初めてアシスタントをさせていただいてあまりうまく動くことができなかったのですが良い経験が
できました。またチャンスがあれば挑戦したいです。」
ボワイエさん
髙田 真彰さん 「材料、器具の出すタイミングや次は何が必要なのかを考えてサポートしてくださった細田先生が
すごいと思った。今までは講師の先生の作業しか見ていなかったのですがアシスタントの先生の動き方も注意深く
見るべきだと感じました。早い時期にアシスタントをしてよかったです。」
最後に全員で記念撮影