フロマージュ(チーズ)講習 FRANCE FRAIS(フランス・フレ社) M. Christophe BECHAT(クリストフ・ベシャ氏)
今期初めての専門講習はフロマージュ(チーズ)の講習です。今回は食材を扱う会社FRANCE FRAIS(フランス・フレ社)から、M. BECHAT(ベシャ氏)が講師として来校しました。ベシャ氏は新しいタイプのチーズを考え業者に考案するコンサルタントとして、また、マーケティングも担当されています。チーズのスペシャリストによるとても内容の濃い講習でした。
フランスでのチーズの存在はフランス人にとってとても大きく、常に冷蔵庫に入っていると言っても過言ではありません。スーパーのチーズ売り場の広さたるや驚くべき広さです。チーズは食事とデザートの間にいただくのが一般的ですが、料理にも使われますし、ピクニックなどのお供にもなります。
フランス人の生活に密着しているチーズについて、ベシャ氏が製造方法からチーズの種類(乳の種類)、格付けについてなど詳しく教えてくださいました。特に種類に関してはそれぞれに製造法と形や味に特徴があり、興味深いお話でした。製造時間が短いものから熟成時間を経て食べられるまでに年単位かかるものまであるということに驚きます。乳の種類でも特徴的なヤギのチーズはなかなか癖があり、日本ではあまりなじみがないので研究生の皆さんには食べるのが難しいこともありますが、フランス人にとってはとても愛されているものです。
もちろん試食も行いました。種類は5種類です(白カビタイプ、ヤギ乳タイプ、ウォッシュタイプ、青かびタイプ、ハードタイプ)。試食の原則は「味が薄いものから濃いものへ」だとのことです。匂いがきついものもありますが、「臭いからといっておいしくないということにはならない。食べてみたらとてもおいしいということもあるので、味を見てもらうことはしてほしいです」とベシャ氏はおっしゃっていました。本当にその通りで、食べてみたらおいしい!と喜んでいる研究生もいましたよ。
研究生の質問にもベシャ氏は丁寧に答えてくださいました。これから自分たちで買い物に行きチーズを見てみる時にも役に立つ知識をたくさん得ることができたと思います!