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辻調グループ フランス校

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製菓外来講習 M. Gaëtan FIARD(ガエタン・フィアール氏)/ MAISSON(メッソン)

フランス校教壇から

2022.11.07



M.Gaëtan FIARD ガエタン・フィアール氏

今期初めての製菓外来講習は、レクレール校から北に車で30分ほどのベルヴィルにある「メッソン」のガエタン・フィアール氏です。フィアール氏はフランスの数々の有名ホテルでシェフパティシエとして活躍された経歴の持ち主です。コンクールでも素晴らしい結果を残されています。2014年の「ル・モンディアル・デ・ザール・シュクレLe Mondial des Arts Sucrés」という、男女ペアでお菓子や細工の技術を競い合う国際的なコンクールでは、フランス代表として見事優勝されています。フランス校にはコンクール優勝後の2014年度から外来講師として指導してくださっています。

今回披露して頂いたお菓子は


Le Piemont de Gaëtan ル・ピエモン・ドゥ・ガエタン

「ピエモン」とはフランスに接したイタリアのピエモンテ州の事であり、世界的に有名なヘーゼルナッツの産地です。名前の通りヘーゼルナッツをふんだんに使い、相性のいいチョコレートと組み合わせたお菓子です。構成としては複雑ではないですが、ストレートにおいしい!と感じるお菓子です。
当初は名前の無いお菓子でしたが、講習当日にレクレール校に到着して決めたそうです。

フランス校での外来講習は研究生がシェフのアシスタントにつきます。もちろんフランス語で作業の指示を受け、研究生がその状態の確認をします。普段のドゥムール先生とも同じように授業を行っていますが、話す人が変わることでフランス語を聞き取る力がより身に付きます。講習中は明るい雰囲気でフィアール氏とコミュニケーションが出来ていたのではないでしょうか。




組み立てや仕上げもたくさん研究生に任せてもらえました。

フィアール氏はお菓子を創作するにあたって味や香りの組み合わせを最も重要としつつも、だれでも同じくできるように作業の簡略化を考えているそうです。そういったお話を交えながら楽しい外来講習はあっという間に時間が過ぎていきました。

アシスタントを務めた研究生のコメント

「初めての外来講習でのアシスタントはとても緊張しましたが、色んな作業をさせてもらえてとてもいい経験になりました。しっかりフランス語の勉強をして、もっと自分からコミュニケーションが出来るようになりたいです」

「シェフにやさしく接して頂き、緊張もほぐれてアシスタントをすることが出来ました。シェフの作業を間近で見て体験することがとてもいい経験になりました。通訳の先生に助けてもらいながらのコミュニケーションではなく、自分だけの力でアシスタントが出来る様になりたいです。」

Merci,M. FIARD!!