調理外来講習 M. Serge VIEIRA(セルジュ・ヴィエラ氏)/Serge VIEIRA(セルジュ・ヴィエラ)
オーベルニュ地方のショード=ゼグChaudes-Aiguesという村にある、ホテル併設の2つ星レストラン「セルジュ・ヴィエラ」から、セルジュ・ヴィエラ氏とスー・シェフのジュリアン・ラヴァル氏が来てくださいました。
ヴィエラ氏は、フランス料理の世界大会「ボキューズ・ドール」の2005年大会にフランス代表として出場し、見事優勝しました。2007年には、同大会のスペイン代表のアドバイザーにもなっています。
レストラン「セルジュ・ヴィエラ」については、フランス校ブログ内の「スタージュ先」のページもご覧ください。↓
https://www.tsuji.ac.jp/college/france/blog/ryouri/restaurant_serge_vieira.html
Berlingot de légumes à l'encre de seiche, radis noir, coulis d'herbe et sauce truffe
1品目の料理は白と黒のパスタ生地の中にマッシュルームの詰め物を詰めています。この模様や形はフランスでよく食べられているベルランゴberlingotという飴に見立てています。下にはハーブのソース、上にはトリュフのソースがかけられています。
Dos de biche au poivre et graines de moutarde, gnocchis et butternut au vinaigre d'agrumes
2品目は雌鹿のローストです。周りの付け合わせはじゃがいものニョッキ、バターナッツ、カボチャのマリネ、玉ねぎのピクルス、グラッセした「ルタバガ」というカブ、ういきょうのサラダが添えられており、様々な味や風味、食感を楽しんでもらいたいとヴィエラ氏はおっしゃっていました。
ヴィエラ氏は先日まで日本に滞在し、日本酒の酒蔵などを見学されたそうです。レストランでは日本製の包丁を愛用しているそうで、包丁についても熱く語っていました。
「努力を惜しまず、強い忍耐力を持って、全ての材料や器具、人に感謝し、愛情を持って料理をすることが大事」とヴィエラ氏。
今回、講習のアシスタントを務めたのは、荒川智貴君(左端)、尹誠悟君(左から二番目)、大佐古伊織君(右から二番目)、宮崎翔太君(右端)でした。