今回専門講義では、ヘネシー社からマルク・ボワソネ氏を講師としてお招きしました。ヘネシー社は1765年創業のコニャックの老舗メーカーです。世界的に有名ですので聞いたことがある研究生もいたようでした。ボワソネ氏は、「アンバサドゥール・ドゥ・ラ・メゾンAmbassadeur de la Maison（ヘネシー社大使）」として世界中でヘネシー社のコニャック普及のために講習を行っています。前半は動画を見ながらヘネシー社の歴史とコニャックの製造方について学びました。

内容には日本におけるコニャックの受容の変遷にも触れられたこともあって、興味深いものでした。「コニャック」というもののイメージがあまり沸かない研究生の皆さんにも動画を使ってのコニャック製造過程などの説明はわかりやすかったと思います。

後半は試飲を行いました。

今回は、ヘネシー社を代表するコニャック3種類、「Very Special ヴェリー・スペシャル」、「V・S・O・P（Very Superior Old Paleヴェリー・スーペリア・オールド・ペイル ）」、「X．O（Extra Old エクストラ・オールド）」　を試飲しました。熟成期間の短いものから長いものへと順番に飲み比べをし、色、香り、味の違いを勉強します。

また、ヴェリー・スペシャルをジンジャーエールで割り、ライムの皮を添えたカクテルも紹介していただきましたが、こちらはお酒があまり得意ではない研究生にも飲みやすく大好評でした。

ワイン以外のフランスのアルコールの種類を知る機会となり、よい勉強になりました。



※フランスでは18歳からお酒を飲むことができます。