FRANCE

辻調グループ フランス校

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製菓外来講習 M.Nicolas BONNARD(ニコラ・ボナール氏)

フランス校教壇から

2017.07.24

今回はパンの外来講習です。

Nicolas BONNARD(ニコラ・ボナール氏)にお越しいただきました。
ボナール氏は製粉会社の「NICOT社」で専属講師を務めたあと、2008年に独立し、
リヨン5区の旧市街の入り口にあるブーランジェリ「L'Epiaisonレピエゾン」のオーナーシェフとなりました。
開店後すぐリヨン市内でも話題のブーランジェリとなり、
平日でも1000本、週末なら1200本ものバゲットを売っていたと言います。
同店のオーナーシェフを数年勤めた後、現在はフリーでパンの講習や技術指導などに取り組まれています。
丁寧に製パン理論を添えて説明してくださる授業は分かりやすく、
ホワイトボード一面を使って展開される授業は、毎期人気の高い授業のひとつです。
今回もたくさんのパンを講習で作っていただきました。

(右)BAGUETTE DE TRADITION FRANÇAISE
フランスで日常的に食べられるパン。扱いの難しい生地ですが、
ボナール氏の美しい成形に学生達も驚いていました。
(左)PAIN MEULE DE PIERRE SUR LEVAIN
石うすで挽いた粉を使用したハード系のパンです。
長時間の発酵をとり、香り高く、小麦のうまみを感じるしっとりとした製品です。

PAIN CURCUMA NOISETTES
ターメリックとローストしたヘーゼルナッツの香ばしいパンです。

PAIN AROMATIQUES
ハーブの香りを効かせた惣菜パン。
カリッと焼いたベーコンとシェーブル(山羊のチーズ)のパン、乾燥トマトとオリーブのパンの2種類を作っていただきました。
様々な成形・切り込みは目にも楽しい製品です。

(左端)SEIGLE AUVERGNAT
その名の通り、SEIGLE(ライ麦)のパンです。
ライ麦パン特有のほのかな酸味がチーズにとても良く合います。
(左から2列目)DOUBLE CHOCOLAT
バゲットの生地にココアパウダー、チョコレートを混ぜたパン。
朝食にぴったりのパンで、更にイーストを加えているのでふんわりとした食べ口になっています。
(右2列)DELICE D'AUTOMNE
ターメリックのパン生地と、セーグルの生地の2種類を使い
ヘーゼルナッツ、ドライイチヂク、クルミをこぼれるくらい挟み込んだ、リッチなパンです。

講習の初めは生地を作る工程、作業に関しての理論の説明、レシピの細かい解説などをしていただきます。
作業が始まってからは学生も参加し、指導しながら楽しく授業を進めてくださいました。

今回助手を務めたのは、木村 陸君、市川 雛乃さん、今井 健人君、山崎 加奈さん。
ボナール氏に指導を受けながら、分割・成形・焼成などたくさんの作業で助手をしていました。

木村君「生地の扱いがとても難しく、四苦八苦しましたが、ボナール氏が丁寧に教えてくださり、とてもわかりやすく、楽しい授業でした。」
市川さん「日本ではパンを学んでいなかったので、ひとつひとつの作業の意味、生地の扱いの違いや成形の違いが勉強になりました。」
今井君「扱いの難しい生地を成形するボナール氏の素早い作業を隣で見られたことは、とてもいい経験になりました。」
山崎さん「これがパンになるの?!と思うような発酵生地を見たり、作業を手伝わせていただいたり、とても楽しかったです。他にもいろいろなパンを作ってみたくなりました。」

ボナール氏と助手を務めた学生たちとで記念撮影。

講習終了後、全員で記念撮影。

Merci M.BONNARD!!