調理外来講習M.Gilles REINHARDT(ジル・レナール氏)/Paul BOCUSE(ポール・ボキューズ)
今回は、ミシュラン3ツ星を半世紀も守り続ける伝統あるレストラン「Paul BOCUSE(ポール・ボキューズ)」からM.Gilles REINHARDT(ジル・レナール氏)に来ていただきました。
レナール氏は、「ポール・ボキューズ」に数多くいるM.O.F受章者の中でも若く、なおかつ中心人物としてレストランを支えている方です。
世界的にも有名な「ポール・ボキューズ」から、M.O.F受章者が講習にきて、さらにスペシャリテの2品を披露してくださるというのですから、学生も大変楽しみにしていました。
今回披露していただいた料理2品
Loup en croûte,sauce Choron
すずきをまるごと1尾使って、お腹に魚のなめらかなムースを詰めてパイ包み焼きにした料理です。
パイ生地を魚の形に切り分ける速さ、正確さに学生からも歓声が上がりました。
「直径40cmくらいあるこのパイ包み焼きはレストランでは2人前だよ」というレナール氏の説明にも驚きの声が。
熱々で提供されるこの料理をお客様の前でサクサクのパイ生地を開くと、中にとどまっていたなんとも食欲をそそる香りを楽しむことができます。
コクのあるソースと一緒にしっとりとしたスズキとムース、サクサクのパイ生地はこの上ない組み合わせでした!
Poularde de Bresse en vessie,sauce fleurette aux morilles
ブレス産の若鳥の皮と身の間にトリュフを忍ばせ、ブイヨンでゆで、豚の膀胱で包んだ料理。
風船のように膨らんだ膀胱に学生も感動!
付け合わせには、バターライスとモリーユ茸のクリーム煮、綺麗な色とりどりの野菜を。
講習中にも、何度も学生に「何か質問があれば何でも聞いてね!」とフレンドリーにお話してくださったおかげで、学生たちも覚えたてのフランス語で頑張ってたくさん質問していました。
最後には「ポール・ボキューズ」のメニューを一人一人手渡しで渡してくださり、感激する学生たち!
アシスタントを務めた、菊池あいさん(左)と伊藤慎吾君(右)も頑張ってくれました。