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辻調グループ フランス校

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製菓外来講習 M.Jean-Jacques BORNE(ジャン=ジャック・ボルヌ氏)/Boutique KAORI(ブティック・カオリ)

フランス校教壇から

2015.08.13

春コースも早いもので、エスコフィエ校では本日、今期最後の外来講習が行われました。講師に来てくださったのは、毎期来校して下さっているジャン=ジャック・ボルヌ氏。ボルヌ氏は、1994年にグラシエ(アイスクリーム職人)のM.O.F.を受章されています。リヨンから車で1時間程のサン=テティエンヌという街で「ブティック・香」Boutique Kaoriを経営、さらに併設されたラボで少人数制の料理とお菓子の学校を主宰、そしてマロン製品のトップブランドである「マロン・アンベール社」や、フルーツ・ピュレなどを扱うこちらもトップブランド「シコリー社」の専属デモンストレーターでもあり、世界各地で講習されています。日本にも製菓技術の講師として毎年来日されており、御本人は大変な親日家でもあります。日本の事をよく御存じで、ボルヌ氏のお菓子には日本の食材がたびたび登場します。さて、今回講習してくださったお菓子はこちら。


Tartelette caramel orange gingembre et marron

なんと、このお菓子、今回の講習のために新しく考えた下さったそうで、まだ他では公開していないレシピだそうです。それを聞いて学生のテンションもさらにアップ!!こんな素晴らしい経験ができるのも、フランス校ならではですね。

 

ボルヌ氏がデモンストレーターをされているシコリー社のレシピ本を、学生全員にプレゼントしてくださいました。今回、アシスタントを務めてくれたのは今期2回目、井上君!シェフのペースに合わせて、上手く助手が出来たかな。

 

そしてもう1人は初めてのアシスタント、石間さん。ちょっと緊張気味ですね。そして今日は調理でも、3つ星レストラン「ポール・ボキューズ」の外来講習が行われており、スペシャリテの「ルー・アン・クルート」がちょうど焼きあがったので、キャメラ先生が製菓の学生にも紹介してくださいました。

井上君「今回は2回目のアシスタントで、以前よりフランス語を聞き取って動けると思ったけど、普段聞きなれないシェフの言葉は難しく、簡単な単語も聞き逃す事があり悔しかったです。しかし、材料を前にして説明を聞くと知らないフランス語でも、理解することができ、少し自信がつきました。スタージュまであとわずかというこの時期に、もう1度アシスタントを経験出来てとても良かったです。」

石間さん「ボルヌ氏の講習はとても分かり易く、たくさん仕事を与えて下さったので嬉しかったです。日本でも何度も外来講習を受けてきましたが、驚くことが本当に沢山あり、今日が最後の外来講習だったことをとても寂しく思います。まだまだ知らない事だらけなので、今以上に積極的に学んでいきたいと改めて思いました。」


 

最後にはレシピ本にサインして頂いたり、一緒に写真を撮って頂いたりして、学生にとって最高に素晴らしい時間となりました。MERCI M.BORNE!!


ボルヌ氏のお店「ブティック・カオリ」は「フランス校食べ歩き日記」で紹介されています。こちらもご覧くださいhttps://tsuji.fr/blog/mail_france/boutique_kaori.html