津田 励祐さん「grains de vanille」(グラン・ヴァニーユ)
津田 励祐さん
Tsuda Reisuke
エスコフィエ 製菓研究課程
1998年 春コース卒業
勤務先 grains de vanille(グラン・ヴァニーユ)
京都市中京区間之町通二条下鍵屋町486
TEL:075-241-7726
URL:http:// www.grainsdevanille.com/index.html
「出会い」
2011年2月6日、京都烏丸御池近くにオープンしたパティスリー
「grains de vanille (グラン・ヴァニーユ)」。
「バニラの種」という意味の店名のイメージは、店内に並ぶ繊細なお菓子や
白を基調とした北欧テイストのインテリアにぴったりの店名です。
津田励祐オーナーシェフは、フランス校卒業後、神戸のパティスリーを経て、
再渡仏しパリの有名製菓店で修業、帰国後は東京の名店でさらに経験を積みました。
これまで数々のコンテストで輝かしい成績を残し、知名度抜群の津田氏の独立は、
多くの食通が期待したものでしたが、その期待通りのお店となりました。
そして、今年3月フランスで開催された世界大会「トロフィー ド コアントロー杯」
味覚部門1位、総合2位という快挙を成し遂げました。
フランス校同期で辻製菓専門学校の元教員 細井奈緒子さんがスタッフとして加わり、
フランス校卒の実力派二人のお店は日々ファンを増やし続けています。
津田オーナーシェフと細井さんから後輩の皆さんへコメントをいただきました。
グラン・ヴァニーユの概観
■ 「グラン・ヴァニーユ」のお店・お菓子のコンセプトと店名の由来
コンセプトは定番をつくらず季節感を大切にすることです。
お菓子屋さんをイメージできるように、材料であるバニラの種にしました。
■ パティシエとしてやりがいを最も感じるのは
お客様からの「おいしかった」のひと言です。
■ 仕事で常に心掛けていることは
「あたり前のことをあたり前に」がもっとも大切だと思います。ショーケースには美しいガトーが彩り豊かに並んでいます
■ 「トロフィー ド コアントロー杯」受賞の感想
総合2位で悔しいですが、味覚部門では1番だったので、
店内にさり気なく飾られたメダル
■ 「トロフィー ド コアントロー杯」でのエピソード
お店のオープン直後ということで何の準備もできなくて、
現地フランスで試行錯誤して作品を作ったことです。
毎日あっという間に売れていきます
フランス校についてお答えください
■卒業して思うフランス校の一番の魅力は
人との出会いと生涯続く深い繋がりです。
■フランス校に進学する学生へのメッセージ
細井 奈緒子さん
細井奈緒子さん(右)とスタッフの蜷川佳央里さん(2010年辻製菓専門学校卒)
■ フランス校の経験が、現在に活かされていることは
全てのことが積み重なっていろいろな場面で活かされていると思います。
嬉しいことにお店で多くの卒業生と再会できることもしばしばあります。
■ フランス校は「素晴らしい出会いの場」
フランス校は、仲間、食に関すること、その他多くの出来事と出会いがあります。
専門学校教員として勤められたことも、今の仕事もフランス校あってのことです。
■ フランス校に進学する学生へのメッセージ
好奇心を持っていれば想像以上のものを得ることができる場所です。
白をベースにナチュラルでシンプルな店内は、統一感のある落ち着いた雰囲気
焼き菓子やジャムも大変人気です