志村希望さん:調理・2014年度春コース
志村希望さん:調理・2014年度春コース
エコール辻東京入学前に、何度もオープンキャンパスに行っていました。その際に先生からフランス校のことを
いろいろ伺っていたのでとても興味があったのと、フランス料理を学ぶなら本場でも学びたいと思ったからです。
フランスに来てすぐのころは、言語はもちろん生活面の違いが多く驚くことばかりでしたが、3ヶ月もいるとフランスの良さ、
フランス人の優しさがよくわかり、とても住み心地がよくなりました!ただ、夏は夜の9時を過ぎても明るいのですが、
これにはまだ慣れませんね(笑)。
寮には常に友人がいるので、勉強でわからないことを聞いたり、生活面の相談をしたりすることができます。
フランスに来てくじけることなく楽しく過ごせているのも、友人と話したり遊んだりする時間があるからだと思います。
フランス校では少ない人数で料理を仕上げます。さらに、ナレ先生のフランス語の指示を聞き取って、そこから他のチームと
コミュニケーションしていかなければならないので大変です。自分の作業の責任が大きいので、おいしいもの、きれいなもの
を出して満足してもらいたいという気持ちが強くなりました!
講習では、M.O.F.受章者のナレ先生が、トップレベルの技術を常にわかりやすく教えてくれます。しかも、それを
自分たちが実習で作らなければならないので、みんなも真剣です。セルヴィスの実習も、テーブルの配置を自分たちで
決めたり、教わったフランス語をいろいろ使ってみたりと、楽しみながらしっかりと学べるのでとても好きです。
ヴァカンスではパリのほか、イタリアのローマ、ナポリ、ヴェネチアなどにも行きました。計画を立てるときは、ホテルや
電車をインターネットでクレジットカードを使って予約するのですが、スムーズにできないときもあって大変でした。
旅行中は、どんなところにも、言葉がわからない僕たちに優しく接してくれる人たちがいて感動しました!ちょっとした
ハプニングもありました。ローマの地下鉄で、女の子二人組のスリに遭遇し、ポケットに手を突っ込まれたのですが、
僕は中にゴミしか入れていなかったので、彼女たちはそれを持っていきました(笑)。
友人とイタリアで
「ポール・ボキューズ」や「ラムロワーズ」、「レジス・エ・ジャック・マルコン」といった、ミシュランガイドの3ツ星のお店
だけでなく、「オーベルジュ・ド・クロシュメルル」、「ル・シャルルマーニュ」などの、ボジョレー地区やブルゴーニュ地方に
ある1ツ星のお店にもいくつか行きました。星の数が多いお店から学ぶことももちろんたくさんありますが、3ツ星のお店
でなくても、リラックスした雰囲気の中で斬新な料理を出しているお店がたくさんあって、フランスのレストランの層の厚さに
驚きました。
左:『レジス・エ・ジャック・マルコン』で食べ歩き
右:ボーヌ近郊のレストラン、『ル・シャルルマーニュ』で
研修はもちろん希望しています。現場のフランス料理、今のフランス料理が見たいと思っています。
フランス校に来ることができるのなら、絶対に来た方がいいと思います。人から聞いたり、調べたりしただけでは
わからないこともありますし、フランスの地方料理のことはその地方に行って初めて知ることができると思うからです。
フランスに来る前は、文法を学ぶことが難しくても、あいさつや簡単なフレーズをひとつでも多く覚えておくと、
スタートが少し楽になります。
フランスでは18歳から成人です。学校のバーベキューやパーティーなどでお酒を飲むことがありますが、くれぐれも飲み
すぎには注意してください。僕は最初のパーティーのときに酔いつぶれ、いろんな人に迷惑をかけてしまいました。
それで、みんなにはすぐに名前を覚えてもらえたのですが...(笑)。
志村希望
SHIMURA Nozomi
レクレール校 調理 2014年春コース
[エコール辻東京] フランス・イタリア料理マスターカレッジ
出身高校:神奈川県立伊勢原高校 卒