FRANCE

辻調グループ フランス校

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【いつか世界に自分を見せる!】イ・ミンソンさん:2024年春コース 製菓

在校生レポート

2024.07.29

【この仕事を続けるためには勉強も続けることが必要!】
 大学を卒業してから専攻を活かしてレストランで働いた際にデザートに触ることができました。その時に、基礎がないために疑問が浮かんでも答えられなかったりする自分の足りない部分を勉強してうめたいと思ったのです。
 いつか自分が店を出して働くことになった時に、「料理人だからデザートまで勉強する余裕がなかった」などと言い訳したくない気持ちと、「この仕事が大好きなので歳を取ってもこの業界で続けていきたいから勉強も続けなければならない」と気持ちが大きかったので、高校の時行きたかった学校である辻製菓を調べました。そこでフランスでは現場で働くスタージュができることを知り、デザートの勉強を高いレベルまでやってみたいと思ったのでフランス校への入学を決めました。



製菓ドゥムール先生と一緒に

【本当のチョコレートを知った】
 フランスでまず感動したことはチョコレート職人のチョコレートでした。「今まで食べた口溶けが良いチョコレート、は全然違ってこれが本当に口溶けが良い、ということなんだ」と思いました。実は今までチョコの口溶けが良いものを食べてもそんなに感動した経験はなかったのですが、今回パリに旅行したときチョコレートの旅をして、こんなに美味しい店が身近にあるんだと初めてフランス人がうらやましくなりました。また、チーズの種類も本で見たより種類もブランドも多様で1週間に2回の休みである週末が楽しみです。もちろん全部が口に合うものではないですが、いろいろなものが食べられることはフランスで留学ならではの体験できることだと思います。

チーズの講習がありました。

フランスに到着してすぐのリヨン見学にて。

【ペースをつかむことが大事】
 フランスに来てから1週間は少し大変でした。日常生活するためのフランス語も実習で使うフランス語も学校のルールも覚えなければならないものが多く、新しい環境に慣れるまでにできればあまりそこに時間をかけたくない思いがありました。また、せっかくフランスまで来て自分が決めた目標を達成できないまま負けて帰りたくない気持ちが大きかったです。フランス校の実習は日本の実習と違って4人でチームになって行います。一人一人の役割が大きくなるので、講習を集中して見ないと実習の際上手くできません。そしてフランス校は朝7:30から始まり夜ご飯を食べて7:30ごろまで動いているので、最初はこの流れに慣れることに集中しました。また、体力的にも大変なので、予習と復習が終わった後週末には短い時間ですが、少し運動をしています。日本で生活をする時には1週間3〜4回は運動する余裕がありましたが、フランスに来てからは週1〜2回の運動することで、自分のための時間を過ごすのがもっと大切に感じます。

学校の七夕祭り

ボジョレワイン醸造所「シカレックス社」見学にて。

【成長を感じるのが楽しい】
 日本では本当に基本の基礎を教えてもらい、フランスはその基礎を応用して多数のお菓子を作ることで、現場で働くための予習をする感じです。フランスの先生も仕事の流れを考える力を養うために教えてくれるのが違う点で、更に外来講習のアシスタントをしながら短い時間だけでも現場で働く感じを学ぶこともでき、卒業記念制作のmenu specieuxの準備を通してデザートの全体の流れを把握して構成をすることも日本で学生でいたときは考えたことなかったことができます。
 食文化が発展したフランスは考えていたより難しいことが多いですが、思ったより楽しいことも珍しいいことも多くて毎日毎日が精いっぱいですがその分成長したと思うと1ヶ月経つたびに楽しいです。

学校企画食べ歩き「メゾンマルコン」

【敷地内から見える星がきれい!】
寮の生活では夜遅くサロンでミーティングが終わった後、自分の部屋に戻る時夜の空も星もすごくきれいで疲れも忘れることができます。また、横にサッカー場があるので着替えてすぐ運動もできます。また、わからないことがあればみんなで相談したり、意見交換もできる場所があって嬉しいです。

【頑張った分休みは楽しむ】
 夏休みにはスペインのバルセロナに行きました。元々oliveが好きでいつかスペインに行きたかったのですが、絶対行こうと思ったきっかけはsagrada familia とparc güell です。聞いたことはあるのですが、gaudiのドキュメンタリーを見てからは、死ぬ前に見たいと思っていたので、旅行に行く友達と話合って今回行こうと決めました。また、スペインの食べ物であるチュロス&チョコレート、カタルーニャ地方の料理とクレームブリュレの原型といわれるスイーツであるエスプマデクレマカタラナコントケシトリコも楽しみました。またもともと海が好きで久しぶりの海を見にいきました。頑張って学校生活をしたので、頑張って楽しんで遊びました。


スペイン・バルセロナ、楽しく過ごしてきました!

 週末に試験の期間以外に2週間に1回はリヨンに行っています。学校の先生からお薦めしてもらったところも探して食べてみたり、気になったところに行ってみたり。到着したときに学校の見学で訪れた地域のpâtisserie やchocolaterieに行って食べ歩きました。Bernachonの Chocolatにはとても感動しました。本気でchocolatをやっているんだと思いながら、フランスは食べ物については本気で取り組むからとても発達するんだな、と思いました。

【フランスの忙しい時期に働いてみたい】
 フランス校の進学に大きく影響したのが現場で働ける研修ができることでした。特に春コースを選んだことも忙しい時期である12月に働くためです。現場で働くことも楽しいことですが、年末は好きな人たちおめでたい時に私が作ったデザートを食べながら楽しんで過ごすことを考えるとドキドキします。それを実現するために学生の間にフランス語の勉強も頑張って日常会話ができるまでやりたいです。研修先がどこかはまだわかりませんが、その時できるものと集中していろんな経験を身につけて韓国に戻りたいです。

【フランス校へ進学を考えている皆さんへ】
フランス校へ入学についていろんな悩みや期待があると思います。楽しさは想像以上です。最初は慣れるまで大変かもしれません。毎日が楽しいことばかりだとは言えませんし、考えていたより上手く動けていなくてがっかりする日もあると思います。でも確実に言えるのはその分自分が成長できることです。がっかりした日に負けずに継続する力も重要だと思います。次に同じ間違いをしないために勉強しないと、予習しないと、などの気持ちの切り替えが重要です。また、異文化に適応できないか心配する人もいると思いますが、違いがあるからこそ面白いと思います。よく理解できないときにも一旦「なるほど」と受け入れれば多様なことが考えられる自分を見つけられると思います。短い期間に多彩なフランスを自分なりに吸収して身につけて いつか世界に自分を見せてください。この業界で続け残って素敵な料理と dessert を見せましょう!


イ ミンソン(LEE MINSUN)

出身大学 Busan women's college (釜山女子大学)
辻調グループ校の出身校 辻製菓専門学校