【レストランで育てたハーブを使った料理】
　私の研修先はかつてタラ漁で栄えた漁港Fécampから車で10分強のところにあるレストランです。ここではレストランで育てているハーブや山で採れた野花を料理に多く使っています。厨房内は比較的狭いですが、土日にはそれぞれ約20～60名くらいのお客様が来られます。客層はファミリー層から高齢の方々まで幅広いです。

レストラン外観

厨房です

【シェフも同僚もいい人たちです】
　アミューズの担当から始まりパティシエ部門でプティフールやデセールの盛り付けなどもしています。シェフは怖そうに見えるのですが、とてもやさしくいつもお客様のことを第一に考えています。同僚の皆さんは比較的年齢が若く、仕込み中に冗談を言い合ったり、仕事終わりでもワイワイしています。

お店で使っているハーブなど


お店のお料理の一部です

シェフと一緒に。優しいシェフです！

同僚もいい人たちです。

賄いの席でみんなで

【おいしいピザ屋さんがお気に入り】
　研修先の周りは何もないので（笑）隣町のValmontというところによく行きます。お気に入りの店はOphélie pizzaという名前のピザ屋です。ここのピザは、生地は薄いですが端まで具があって値段も7ユーロから買えてお店の人もとても親切です。地元の人がよく買いに来るお店です。

【パリまで行きやすい研修先です】
　休みの日は家でゆっくりするか、ノルマンディ地方の年に行ったりパリに行ったりしています。パリには電車で2時間で行けるので学校にいた時よりも気軽に出かけられます。朝早い時間にしかバスがないので早起きしないといけないのが不便ですが。
　住居は学校にいた時よりも狭いですが、慣れてくるとその狭さが心地よくなってきます。同部屋の人は学校に通いながら仕事をしているのであまり部屋にいることが少ないです。

同じノルマンディ地方の大きな町カンです。

シャトーの友達とパリに行きました！

【効率とスピード！】
　研修中に学んだことは効率、スピードです。学校とは違って広さも機械の数も限られているので、場所を広く使わずに周りをきれいにしながら作業したり、あまり洗い物を出さずに仕事をしています。フランス人は口を動かしながらでも作業のスピードが速く驚きました。なのでいつもこれをやり終わったら次はこれをしよう、とか、作業に必要な器具を準備してから取り掛かることをしています。

【研修生でもたくさんの経験ができます】
　研修生は下っ端というイメージがあったので、野菜の皮むきから始まるのかと思っていたけど、到着翌日から営業に入らせていただきました。またずっとアミューズだけでなくガルニチュールの仕込みや製パン、子羊の解体など貴重なことを見たり体験できました。研修の初めの方は人見知りをして黙々と作業していましたが、最近は同僚のプライベートも聞いたり積極的に話しかけることが多くなりました。

【皆さんにおいしいフランス料理を知ってもらいたい】
　研修を終了してからのこれからの目標は、自分がやりたいジャンルであるクラッシックフレンチやフランスの郷土料理を軸にしてより多くの人においしいフランス料理を知ってもらうことです。


村重 真子（MURASHIGE Mako）

広島県私立進徳女子高等学校　卒業
辻調グループ出身校　エコール辻大阪　
研修先　Maison Caillet
Maison Caillet en Normandie - Hôtel Valmont en Normandie