FRANCE

辻調グループ フランス校

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菅沼 秀陽さん:製菓・2013年秋コース

在校生レポート

2014.02.17

「フランス校で意識が変わった」
辻調の資料でフランス留学コースというものを見つけ、本場でお菓子の勉強ができると思い進学を希望しました。フランスの学校なのでフランス語で授業が行われますが、最初は先生が何を言っているのか全く理解できないし、実習でもしっかり動くことができずに自分の未熟さが身にしみました。今でもミスはあるし怒られることも多々ありますが、仕事に対する考え方や「もっと真剣にやらなくては」という意識は大きくなったと思います。

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(左)セルヴィス授業も貴重な体験
(右)オプション授業はワインを選択しました

「フランス人の感性で作られるお菓子」
フランスの先生に直接教えてもらえるということと、M.O.Fのパティシエなどフランスの有名な人達の講習を目の前で見る、ということは日本ではなかなか経験できないことだと思いますし、日本では見たことのない組み合わせ、材料など、フランス人の感性で作られていくお菓子を間近に見ることができるのが学校の魅力だと思います。

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「田舎暮らし、なフランス校生活」
学校が田舎にあるのでバスの本数がもともと少ないのに加え、予定通りバスがこなかったりするので移動には少し困ります。敷地内にはリスなど動物がいて、たまに姿を見かけますが、ハリネズミを見つけた時には少しテンションが上がりました(笑)。寮での生活は3人部屋なので同室の2人と行動することが多いです。平日は授業で忙しいですが、週末はスポーツをしたりお酒を飲んだり(フランスは18歳以上が成人でお酒も許可されています)してそれなりに楽しく過ごしています。

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「ヴァカンスや食べ歩きも充実」
ヴァカンスはパリやボルドー、アルザス地方を巡り、パティスリー巡りや美術館などに行きましたが、一番印象に残ったのは各地のクリスマス市です。ツリーの飾りやヴァンショー(ホットワイン)、いろいろな食べ物の屋台などでにぎわっていました。中でもパリの市はシャンゼリゼ通りにお店がにぎわっていてソリに載ったサンタが空を飛ぶという演出はすごいと思いました。

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パリのノエル市ではソリが飛びました

食べ歩きではパリのピエール エルメ、メスにあるパティスリーフレッソンが印象的でした。エルメは前から行きたいと思っていたお店なので実際に行って興奮しました。フレッソンではシェフに実際会うことができて、厳しい話もされましたがもっと頑張らないと、と思えました。ラボの中も案内していただき、色々とよい経験になりました。

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食べ歩きに行ったレストラン「ラ ピラミッド」の厨房を見学させてもらいました

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あちこちに旅行もし、パティスリー巡りもしました

「研修先はパン屋を希望」
研修は希望していて、ブーランジェ(パン屋)を希望しました。話を聞く限りでは朝が早かったりと厳しい印象を受けましたが、頑張りたいと思います。

「フランス校へ入学を考えている皆さんへ」
就職、技術研究所進学、フランス校進学、など悩んでいる人もいるかもしれませんが、フランスの文化に実際に触れながらお菓子を学ぶことのできるチャンスはこの先もそうあるものではないので、つらいことも出てくると思いますが、確実に成長できる環境ですので、ぜひフランス校進学をお勧めします。

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近づくムニュスペシオの試作にて

菅沼秀陽
SUGANUMA Hideharu
エスコフィエ校 製菓 2013年秋コース
[エコール 辻 大阪]辻製菓マスターカレッジ 卒
出身高校:兵庫・高砂南高等学校 卒