FRANCE

辻調グループ フランス校

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林 巨樹 くん:製菓・2015年秋コース

在校生レポート

2016.01.25

「本物、を作れるパティシエになるために」
小さなこだわりですが、「本物」を作れるパティシエになりたくてフランス校進学を希望しました。パティスリーにおかれている「シュー・ア・ラ・クレーム(シュークリーム)」、そしてフランス菓子の店が果たして本当にフランスの素材を使って作られたものなのか、疑問に思い、そういったことを学びたくてフランスに来ました。

 

「バターとパンのおいしさに驚く」
フランスは何よりバターとパンがおいしいです。こちらに来て最初の頃は、パティスリーにいってクロワッサンやパン・オ・ショコラばかり買って食べていました。もちろん「パンをください」というフランス語を使うのですが、「クロワッサン」がなかなか通じず5分くらいかけてジェスチャーでやっと伝わった、ということがありました。こちらの人の「クロワッサン」の発音は「コワソン」のような感じで、フランス語の難しさと、勉強をしないといけないという危機感をすごく感じました。それからはフランス人と積極的に話すようにして頑張って言葉の壁をよじ上っています。毎日楽しいです。

「日本にいたときと違った目線での授業」
こちらでの授業は「フランスでフランスの食材を使ってフランスの考え方で」という実習なので、日本でやってきたこととは違った目線でとても楽しいです。ただフランス語での質問や確認をする際に言いたいことが言えなくて難しいと感じることもあります。しかし実習も講習もフランス語飛び交う環境なのでいつの間にかフランス語を身についている、ということがあります。


学校で成人式をしてもらいました

「授業日と休みの日とのメリハリ」
寮での生活は必要最低限のもので暮らす生活、というか、誘惑もない環境なので勉強に集中でき、かなり過ごしやすいと思います。休みの日はリヨンに行ったり、フランス人の友達と遊びに行ったりします。ヴァカンスではブリュッセル、ミュンヘン、ウィーン、チューリッヒなどヨーロッパをまわり、フランス国内ではアルザスを中心に食べ歩きをしました。ヨーロッパのクリスマスを見て楽しむことができた、いろんなお菓子に出会えたことが喜びです。


アルザスにて


ホテルザッハでザッハトルテ


アヌシーにて


シャモニーは吹雪

「働いてみたい店に出会う」
研修は希望しています。ヴァカンスでルレデセール加盟店を中心にいろいろなお店で食べ歩きをしましたが、アルザスのルベールというパティスリーには感動しました。お菓子がどこよりもきれいで丁寧に作られているからです。そしてラボも少し見せてもらったのですが、たくさんの機会があり、ものすごい量のガトーを作っていて、じぶんはこんなお店で働きたいと心の底から思いました。研修では1人の人間としてフランス人の中にとけ込み日々仕事をしていろんなことを自力で吸収できるチャンスだと思って楽しみにしています。

「フランス校進学を考えている皆さんへ」
まだまだ自分の知らない可能性を知ることができ、たくさんのチャンスがいろんなところにある場所です。そして、期待以上にいろんなことを感じ考えることができる場所だと思います。

林 巨樹 HAYASHI Oki
2015年秋コース エスコフィエ校 製菓課程
出身高校:千葉県立 佐倉東高等学校
辻調グループ出身校:エコール辻東京 製菓マスターカレッジ(フランス校進学コース)