山本 聡一郎さん:エスコフィエ校 調理 2022年春コース
「本場を知る大切さを知りたい」
フランス校に入学を決めたきっかけは、本場を知る大切さを知りたかったからです。日本で料理をするなら、日本でフランスに行ったことのある人などに教えてもらう方が楽で、一番良い道だと思っていましたが、なぜ本場で学んできた人が「一度は本場に行った方が良い」と言うのか分からないので、自分の身で確かめてみたかったからです。
到着後のバーベキューパーティー(写真撮影の時にマスクを外してもらいました)
「フランスで気付かされたこと」
まだフランスに来て1ヶ月ですが、日本がとても住みやすい国で、自分がいかに楽な生活をしていたのか、しみじみ分かりました。逆に、食材を無駄なく使うなど、忘れかけていた大切なことに一つ一つ気付かされました。あとは、フランスの方は優しい人が多く、言っていることが分からなくて怖い所はありますが、言葉が少ししか話せなくても、ジェスチャーなどで伝わるのが感動しました。
「フランス校の実習を体験して」
フランス校での実習が始まりましたが、正直、まだ自分の中では変化は少ないです。自分の今までの経験や考え方、何をすべきか、それを確かめる場となっています。ただ、毎日すべきこと、料理に対しての考え方などについては、自分の考えが幅広くなりました。
マイナスに考える人もいる中、自分がよかった所はポジティブでやれている所です。成功する人はポジティブ思考で、行動するのが早い人だと、自分は思っています。たとえ失敗して怒られたとしても、プラスにとらえることが大切です!
「フランスと日本の学び」
フランス校では、フランス人の先生がフランス語で喋るので、聞き取りがとても大変です。でも、フランス校では料理に対して集中できるし、本当の大切な友が見つかると思います。また、日本でも、辻調のマネジメント学科は、とても良い先生方のおかげで、今とそん色ないないくらいやらせてもらっていたなと、今になってみると思います。
「互いに切磋琢磨できる人を見つけられた」
寮では、自分はとても良い2人に囲まれて、すごしやすい生活を送っています。ですが、睡眠を大切にしているので、ベッドが合わないなどちょっと辛いこともあります。それに、お風呂がなくてシャワーだけなので、お風呂好きな自分は疲れが溜まりやすいかと思うので、体調管理には気を付けたいです。
でも何より、集団生活の中で、互いに切磋琢磨できる人を見つけられたのは嬉しかったです!
「休日は楽しいことをたくさんしています!」
休日は、地元の町やリヨン中心街に行き、フランスとはすごい国だと実感して、楽しいことをたくさんしています! ヴァカンスの計画は、少しずつ決めていきたいと思います。誰と行くか迷う所もありますが、経験したいことはたくさんあります。
「研修に対するイメージ」
研修は希望しています。今の研修に対するイメージは、シェフが築き上げてきた料理を、自分も寄り添いながら作れる感じです。本当に1人になって、何もかもを自分でしないといけないので、自立心がしっかりできそうです。研修先がパリにないのが自分としては残念ですが、フランス校を卒業してから、今度はパリで経験をしてみたいと今から思っています。
初めてのサービス実習では、全体を指揮するメートル・ドテルを担当しました
「フランス校入学を考えている皆さんへ」
フランス校に入学を考えている方には、まず、自分がなぜフランスに行きたいのか考えてみてください。それが明確な人にはオススメです。それがなくとも、料理が好きな人、チャレンジしてみたい人は、肌でフランスの文化に触れるためにオススメです。
最後に、勉強は誰にでもできますが、経験は誰にでもできるものではありません。
日本にいるうちから、色々な所に足を運んでみてください!
山本 聡一郎(YAMAMOTO Soichiro)
向陽台高等学校卒
辻調グループ出身校:辻調理師専門学校 調理技術マネジメント学科