菅谷千優さん：エスコフィエ校製菓 2022年春コース

在校生レポート

2022.06.22

「自分に自信が持てないからこそ、フランス校入学を希望」

自分が好きなことを仕事にしたい、パティシエとして働き続けたいという思いはずっとあったのですが、自分に自信が持てませんでした。だから、本場フランスでお菓子を学んで強みを作り、今後さらに深く学んでいきたいものを見つけたいと思い、フランス校入学を決めました。また、日本を離れ全く違う土地で生活することで自分の感性が豊かになり、視野が広がると思いました。

「フランス人のライフスタイルは素敵です！」

フランスのお店は、日曜日は基本的に閉まっているか、午前中しか開いていないことに驚きました。でも、休日を大切にするところや楽しそうに仕事をしているフランス人の姿を見て、フランスの働き方は素敵だなと思いました。また、挨拶が大切なコミュニケーションの一つになっているフランスの文化は、機械的で一方的な挨拶が多い日本に持ち帰って広めたい！！と思うほど素敵です。

「フランス校の実習だからこそ身に付いたこと、できること」

実習で作ったお菓子はお昼のレストランシミュレーション実習のクリヨン（お客様）に出されるものになります。レストランに出されるものなのでクオリティも求められ、時間内に決まった数を仕上げなければいけません。ですから、班内ではまわりを見てコミュニケーションをとり、効率よく動くことや、キャメラ先生に出された指示を正確に聞き取り、行動に移すことが大切だと感じています。作業を進めていく上で自分がすること、既にしたことをまわりに伝えることが大切なので、積極的にコミュニケーションをとることを心がけるようになりました。

また、春コースということもあり、日本のものとは比べものにならないくらい、1つのケーキにふんだんにフレッシュなフルーツを使います。新鮮でおいしいフルーツが多いフランスだからこそ、フルーツの素材を活かしたケーキが学べます。その素材を活かすための作業や工程だけでなく、「なぜこうするのか」という細かいところまで考えることができるのも、フランス校の良いところです。

「すぐ近くに友達がいる、我が家のような場所」

フランス校は全寮制です。共同生活なので気をつかうところも多少あります。でも、すぐ近くに何でも気軽に話せる友達がいることはとても大きいです。今では、旅行から帰ってくると我が家のように安心できる場所です。

友人と旅行をしたマルセイユで、ブイヤベースを食べました

「地中海の海風にあたりながら本場のブイヤベースを！」

休日は連休を利用して南仏マルセイユ、パリに行きました。マルセイユは5月下旬に行ったのですが、日中の気温が30℃まで上がり、暑かったです。でも、海風にあたりながら食べるブイヤベースはすごくおいしかったです。パリは1泊2日で行ったのですが、まわるべきところがたくさんあって時間が足りなかったので、また行きたいです。ヴァカンスでは、少し足をのばしてウィーンまで行く予定です。日本でウィーン菓子の授業を受けてから、とても興味があったので楽しみです。フランスとはまた違う文化を感じることができたらいいなと思っています。

マルセイユの港の風景

「お気に入りのパティスリー」

ボーヌにあるMarie Simon（マリ・シモン）というパティスリーがお気に入りです。シェフが女性の方で、ケーキやヴィエノワズリーがきれいに並んでおり、シンプルな見た目ながらも1つ1つのパーツが丁寧に作られていることが伝わります。店内の雰囲気もケーキも素敵なので、イートインしたのですがとても居心地がよかったです。リヨンにも行っておきたいパティスリーがたくさんあるので、研修前に行けたらいいなと思っています。

友人たちとパリに行って、セーヌ川で船に乗りました

「研修に対するイメージと目標」

研修は希望しています。研修に出るとフランス人と働き、自分の力で生活しなければいけない環境になります。その環境は人として成長できる絶好の機会だと思っています。フランス人とのコミュニケーションも楽しみつつ、フランスでの研修、生活を有意義なものにしたいと思っています。研修先では積極的な自分でいることが目標で、限られた時間の中でたくさんのことを吸収したいです！

「フランス校へ入学を考えている方へ」

フランス校に少しでも興味がある方、周りに背中を押してくれる人がいる方はぜひ挑戦してみてください。日本から10ヶ月離れ、フランス校生活や研修を通して得られる知識や経験は、大きな自信に繋がると思います。自分が好きなこと、学びたいことに夢中になれる時間を得ることができるのならば、その時間を大切にして、悔いが残らないようにおもいっきり楽しんでください！！