FRANCE

辻調グループ フランス校

ブログ

木村 稔さん:2023年秋コース調理

在校生レポート

2024.02.06

【母がフランス校の卒業生】
フランス校に進学することを決めた理由は二つあります。一つ目は母親がフランス校製菓卒業生であり、よくフランス校の話をしてくれて、興味を持ったからです。もう一つはやはり憧れたフランス料理の本物に触れ、フランスで学び、料理人としての経験を得るためです。



【日本にいたころはなかったような発想が生まれる】
フランスでの生活は便利な日本の生活に比べると不便なことがあります。コンビニエンスストアはありませんし、公衆トイレの数も少なかったりと日本とはかなり違います。しかし不自由な環境だからこそ勉学に集中でき、日本にいた頃には思いつかなかったような発想や考えが生まれると思います。

【フランス語も必然的に学ぶことになる環境】
フランス校の授業は日本の学校と比べると仕事量と情報量が全然違います!実習、サーヴィス、仕込み等各役割で求められる仕事が全く異なり、仕事の的確さに加えて言語もフランス人の先生方と意思疎通するために必要になるため、「フランス語で話す」ことを意識しながら仕事をしています。
ここには日本では触れることのできないような食材がたくさんあります。全ての名称はフランス語で覚えることになりますので、料理の技術だけではなく語学力も必然的に学ぶことができると思います。

オーダーが入ってからスピーディーに動きます

サーヴィスの授業も大変ですが頑張っています!

【休みの日も充実した生活です】
寮での生活は共同生活なので一人の時間を作るということはなかなか難しいですが、その代わりに同部屋の人たちや同じエキップの人たちと一緒に放課後や週末に楽しい時間を過ごすことができます。休日には近くの町でのお祭りやパリなどに行きました。食べ歩きにも行っています。ポール・ボキューズやラ・ピラミッドなどの老舗やラムロワーズやマルコンなどミシュランガイド三ツ星のレストランなど、食べ歩きに行ったレストランではその都度感動しています。

食べ歩きにも行ったレストランのシェフ、ジャック・マルコン氏と研修生(東京校の同級生)と一緒に

ボジョレのお祭りで地元の方と一緒に

【今から研修の準備を】
研修に出ることを希望しています。どれだけフランス語を聞きとることができ、フランス語で意思を伝えられるか次第で研修中に経験できることの密度が変わると考えます。だからこそシャトーでの生活でいかにフランス語に慣れることができるかが大切です。今から意識して生活するようにしています。

ヴァカンスで出かけたスペイン・バルセロナのサグラダファミリア前で

イタリア・ローマの真実の口

【フランス校に進学を考えている方へ】
私にとってフランス校での生活は思い描いていた以上に大変ですが、もがいて毎日弱い自分と向き合って奮い立たせています。間違いなく私のこれまでの人生で最も濃厚で有意義な時間です。心身ともに成長でき場所がフランス校だと思います。


木村 稔(KIMURA Minoru)

千葉県立検見川高等学校 卒業
辻調グループ出身校 エコール辻東京 辻フランス・イタリア料理マスターカレッジ