西村 莉佳さん: 製菓・2014年秋コース
「技術研究所へ進んだあとに」
私はエコール辻大阪を卒業したあと、フランス校に進むか迷いながら製菓技研に進みました。その後2年間現場で働きましたが、材料の質の違いや地方で作られている地方菓子、飾り方のセンスなどフランスでしか学べないこともあると思い、フランス校入学を決めました。
「食べる量に驚き」
フランスで驚いたことは食事の量です。食事のあとにチーズとデザートが必ずついているのですが、その量に驚きました。他には日曜日はほとんどお店が閉まっていることも驚きました。大きめのスーパーでも全て閉まっているのです。交通に関しても日曜日に動かないものもあるので少し不便だと思いました。
「常にみんなで確認」
こちらでの実習は4人から5人の班で進みます。クリヨンに出すデセールをお昼までに仕上げて次の日の仕込みを昼過ぎには終わらせないといけないので、周りの人と作業がかぶって無駄な時間を作らないように、実習の前日にみんなで集まって作業内容や行程の確認をします。寮での共同生活なので、多少遅い時間まで話し合いをしても帰るところがすぐそこにあるので便利ですね(笑)。
「友達と先生と」
「セルヴィス班のみんなと」
「すぐ近くに友達がいるのが心強い」
共同生活は初めこそ慣れなかったし不便に感じることもあったけど、今は廊下を歩けばみんなと会って話もできるし、すぐ近くに友達がいるのも心強くて楽しいです。休みの日はみんなでスポーツをしたり、近くのスーパーに買い物に行ったり、隣の村まで歩いて行ったり。門限時間などの決まりもあるけれどその限られた中でみんな楽しく生活しています。
「いろいろなところに行ける環境」
ヴァカンスはイタリア、ドイツ、フランスのあちこちに行きました。日本にいる時は自分たちだけで他の国に行くなんて、と不安でしたが、実際はとても楽しくあっという間にすぎました。レストランの食べ歩きにもあちこち行きました。星付きのレストランに簡単に行けるこの環境は素晴らしいです。
「ボーヌ見学にて」
「家庭招待」
「ポールボキューズにて」
「ヴァカンスで色々なところに行きました」
「研修はレストランで」
研修はパティスリーで、と思っていましたが、レストランのコースに出るアシエットデセールにも興味があり、レストランの方が働く時間が長かったりと拘束がありますが、本場フランスのレストランで働けるのも貴重な体験になるし、今はレストランで研修することを希望しています。
「フランス校進学を考えている皆さんへ」
日本で受ける授業もレベルが高いと思いますが、やっぱりここに来て自分の五感全てを使って勉強できて、働くこともできる。こんな経験は就職してからしようと思っても難しいものがあるし、自分の視野や知識を広げるためにもぜひフランス校進学をお勧めします!
西村 莉佳 (NISHIMURA Rika)
2014年秋コース エスコフィエ校 製菓研究課程
出身高校: 兵庫県立尼崎小田高等学校
辻調グループ出身校: 「エコール辻大阪製菓マスターカレッジ」「辻製菓技術研究所」