バウムクーヘン特集!!
こんにちは
今回は辻製菓専門学校の
製菓理論で作成されたバウムクーヘンの仕込みの様子をお届けします
辻製菓専門学校では毎年この時期になってくると、
ドイツ菓子、ウィーン菓子の講習があり
校舎内がふんわりと香辛料の匂いが漂います
学校にはバウムクーヘンを焼く専用の機械があるんです
ただ・・・講習室には設置していないため、製菓理論の授業では、前もって先生が心を込めて仕込み
学生には出来上がったもので説明をします
まず、大きなボールで生地作りです
手を突っ込んで、まぜまぜ・・・
生地に含まれる気泡の量や、生地がだんだんと滑らかに繋がってくるところが
素手で混ぜるのでダイレクトに伝わってきました
ここで・・・約1時間ぐらい生地を休ませます
休ませている間に・・・
生地を巻いていく棒に紙を巻いていきます
なんだかどこかで見たことがあるような巻き方だなぁ・・・と・・・
そう・・・まるでチャーシューみたいにタコ糸を結んでいきます
次の写真がバウムクーヘンの焼成機です洋菓子の実習室 B11教室にあります
歴史のある機械で、私(23歳です)が生まれるずーっとずーっと前から学校にあるみたいです!
大先輩ですね
紙を巻いた鉄芯に生地を垂らして何度も何度も
回転と上下運動を繰り返します!
たまに生地がぷくっと膨れてくるので、竹串で空気を抜きます
ここまで大きくなると、半自動的に生地がついてくれます
また、でこぼこにしたい場合は・・・
コームで溝をつけながら、余分な生地を落としていきます
少しずつ少しずつ・・・生地を重ねて
今日は2本完成しました
芯の太さと、どこまで太くするかによって時間は変わりますが、
だいたい1本焼くのに30分~1時間はかかります
バウムクーヘンはドイツ菓子のシンボルとなっているお菓子で
切り口が樹木(Baum)の年輪のような層になるように焼き上げます
なので何度も何度も繰り返し、生地をかけて焼いていきました
講習の内容も、UPします
焼きあがったバウムクーヘンは講習中に学生のみなさんの試食用と
焼きあがった表面にフォンダンといって糖衣がけをした後、
可愛くラッピングを施して、展示用にしました
ラッピングのテーマは『結婚式』
バウムクーヘンの年輪のように長寿や繁栄、幸せが永遠に続きますように・・・と
結婚式でよく取り入れられています
バウムクーヘンはこんな風に、薄切りにして提供されるんです!
ドイツでは、バウムクーヘン薄切り2枚とコーヒーのセットで1500円ほどで
食べられるそうです・・・
材料費ももちろんですが、やっぱり手間かけて作られていますので、
少しお高い理由がわかります
講習のお菓子が大集合しました
今回の講習はバウムクーヘンと
ブッタークレムハルプルント↓
トユ型になってますが、中にもバウムクーヘンが
発酵バターのバタークリームが詰め込んであります
もう1品は、アナナスザートルテ↓
パイナップルのクリームとパイナップルペーストを練りこんだ生地が、
何層にも重なっているお菓子です
仕込みから講習までまとめてみましたが
お菓子も内容も盛りだくさんですね
もちろん、試食も盛りだくさん
辻製菓専門学校では毎日お菓子の
あま~い、おいしそ~うな匂いが廊下にまでしています
辻製菓専門学校の実習や講習はこれから
さらに内容やお菓子が盛りだくさんになっていきます
どんどんUPしていくのでみなさんチェックしてくいださいね
バウムクーヘン特集でした