【辻調塾】6月30日/「中国料理とことば」~「中国料理小辞典」出版記念
6月30日、第9回の「辻調あべの塾」を開催しました。
今回は、メディアの方々に加え、学校の教職員や調理技術研究所の研究生の皆さんにも参加していただきました。
テーマは、辻静雄料理教育研究所の研究主幹・福冨奈津子先生の
新著『中国料理小辞典』(柴田書店)出版記念をかねたものでした。
https://www.tsujicho.com/books/cat674/post-3.html
本書は、中国料理のメニューやレシピに登場する単語を解説する小辞典。
辻調で中国料理の食文化概論や中国語の教鞭をとってきた福冨先生の30年にわたるキャリアを活かした画期的な辞典となっています。
また、オリジナルのビデオを作成し、中国料理の加熱の基本動作を「漢字」と「発音」と実際の映像で上映。
あべの塾では、福冨先生の講演では、中国の漢字の時代の変遷と料理用語の変遷(「焼」の意味が時代とともに変わったという話とか)など、興味深い話がたっぷり聞けました。
本書は、中国料理のメニューやレシピに登場する単語を解説する小辞典。
福冨先生は、辻調理師専門学校で長年中国料理の食文化概論や中国語の教鞭をとってきた著者が、30年にわたるキャリアを活かした画期的な辞典を執筆しました。
実際に現場で使われる言葉を中心に選択し、簡潔に説明。素材の種類や調理器具など25種類の単元に分類したうえで、単語冒頭の漢字の総画数順に並べており、掲載語数は2700以上。
検索しやすいように索引は部首とピンイン(中国語発音表記)の2種類。また各章の冒頭には、それぞれのジャンルに関する簡単なガイダンスもある楽しい構成。
中国料理の専門家だけではなく、ジャーナリストや愛好家にも必携となる一冊です。
なお、同じテーマで、7月15日、東京の<新>塾でも開催します。