地域活性に協力!「第6回地元食材を使った料理セミナーin水俣・芦北」を開催!
辻調グループが旅行新聞新社とともに、企画・協力する
熊本県観光連盟主催の「地元食材による料理セミナー」
第6回は2月6日、水俣・芦北エリアを対象に、
県南の湯児温泉の「湯の児 夕やけ」を会場に開催されました。
担当は前回に引き続き、西洋料理の木下幸治先生です。
今回は、「地元食材を使った料理」をテーマに、
地元の柑橘類・晩白柚(ばんぺいゆ)や足赤えびなどを使った料理を披露しました。
まず柑橘類の皮から出る香りを生かす方法を提案。
大きな晩白柚の皮を裏返しにして器として使います。
さらに、足赤えびをつかったサラダ仕立ての料理を実演しました。
実演の際には、海老を茹でる際に少し酢を加えたりするで色味が鮮やかに仕上がることや
細やかな野菜の扱い、マヨネーズ・ソースを作る際の湯煎の仕方や役割など、
ちょっとした技法についても、食材を美味しく調理するために
なぜするのか、どうすればよいかについて、丁寧に説明を加えて解説しました。
実演した料理以外にも、晩白柚の実を紅茶に漬けデザートしてみてはどうかと提案。
晩白柚の特徴である苦みを「取り除く」のではなく、
別の苦みを添加して「苦みをかぶせる」という考え方についてもお話をしました。
食材に慣れ親しんだ地元のおいしい食べ方は、その土地の食文化であり
もちろん大切なことではあるけれど、少し別の技法を取り入れることで、
食材もまた違った味になることをアドバイス。
セミナーに参加した方のアンケートでは
「いつもとは違う角度で、食材をみることができた」
「アプローチの方法が勉強になった」「料理学的な話はすごく勉強になった」
と、好評でまた参加したいとの声を多くいただきました。
※写真提供:旅行新聞新社