福島県石川町において毎年開催されていた「花見弁当コンテスト」の審査員を
「エコール 辻 東京」日本料理の岡田裕先生が務めていた経緯から、
今年は、同校の学生が石川町内の小・中学校に対して
約1300食の給食メニューを考案しました。

学生有志7名が放課後に集まり、どのような給食がよいか
それぞれの案を持ち寄って協議しました。







「小中学生の思い出に残る給食を提供したい」
「普段あまり出てこないようなメニューだと嬉しいのでは」
「苦手なものも美味しく食べてほしい」

などなど意見を交わし、完成した給食がこちら！




・こめこパン
・てづくりわふうグラタン
・なのはなあえ
・トマトスープ
・牛乳

栄養士さんのご意見、そして調理時間を考慮した上で決定しました。

そして3月16日、実際に石川町の小学校を訪れ、
小学生たちと一緒に給食の配膳を行い、
考案したメニューについて説明しました。






「今日のメニューのトマトスープは福島県で取れた野菜をたっぷり使っており、
その野菜には農家さんや料理を作った人の思いが詰まっているので
すごく温かい優しいスープとなっております。
メインのグラタンには、皆さんが食べやすいよう隠し味として味噌を入れており、
また春を感じていただきたいので、菜の花のあえものも用意しました。
私も子供の頃に食べた料理の香りをかぐだけで、すごく懐かしい気持ちになります。
みなさんもいつか大人になった時に石川町の食材を使った給食の味など
思い出して頂けると嬉しいです。」

岡田先生からは「いただきます」と「ごちそうさま」について
解説をしていただきました。







元気いっぱいの小学生たちと一緒に給食を食べ交流した後は、
地元メディアの取材にも答えました。





参加した学生は、
「自分たちが考えた給食を美味しそうに食べてくれる姿を見れて嬉しかった。
直接感想も聞けて本当によい経験になりました。」
と感想を述べてくれました。


今回の取り組みに、共にご尽力くださった
石川町の皆さま、ありがとうございました。