天王寺小学校での研究発表会にて料理講習実施
辻調理師専門学校の近隣校である、大阪教育大学附属天王寺小学校において、2月14日・15日の2日間で、約1000名の教育関係者が集まって研究発表会が開催されました。辻調理師専門学校は、そのうちの1コマでワークショップを担当させていただき、「プロ直伝!"日本料理の美味しさとは"」というテーマで料理講習会を行いました。
担当は、「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」(ABCテレビ)にも出演中の岡本健二先生と助手の高井夏美先生。参加してくださったのは、家庭科教員や教育指導者、保護者の方など約30名です。
まずは最初に、「甘味、塩味、酸味、苦味、うま味」の五味を正しく感知できるかの味覚テストを実施しました。
水溶液にそれぞれの味の成分を溶かしたものをひと匙すくって、何味なのかを当てるのですが、全問正解したのは約半数・・・。意外と難しいですね。
その後は、日本料理の基本である「一番だしのひき方」について。
一番だしをひくのに必要な材料である、昆布と鰹節について、その種類や製造方法、効能などについて解説を行いました。
知識を得たら、いよいよ調理実習です。
まずは岡本先生が実演して見せ、数人のグループに分かれて一番だしをひき、「かき玉汁」を作っていただきました。
正しくひいた出汁の美味しさに感嘆しながら、皆さん楽しそうに参加してくださいました。
最初に味覚チェックを行ったことで、参加者の皆さんは、ひとつひとつの味をよりしっかり味わおうとする意識が高まったようでした。今回の体験をきっかけに、これから口にする食材や味への意識を高め、子供たちへの指導にも活かしていただければと思います。