辻調FDレポート【私たちは教えることによって学ぶ】~Find!アクティブラーナー編~
『Find!アクティブラーナー(以下、FALと略します)』とは、全国1,000校以上の学校が導入、20万人の先生方に利用されている教育関係者向けのオンライン学習サービスです(※)。
辻調グループ専用のトップページには、建学の精神である"Docendo Discimus"(ドケンド・ディスキムス:私たちは教えることによって学ぶ)の文字が現れます。
建学の精神に込められた教職員の学ぶ姿勢は、調理や製菓の技術に留まるものではありません。在学中は勿論、卒業後も自ら学び続け、業界の発展を牽引していく学生を育てるためには、教育手法そのものも常にアップデートしていくことが求められます。その考えが「全ての子ども達をアクティブラーナー(能動的学修者)へ!」をコンセプトに掲げる『FAL』と一致し、2017年度に試験的に導入しました。2020年度以降は正式導入をし、全教職員が利用可能になりました。
『FAL』では、全国の先進的な取り組みをしている学校の授業動画をはじめ、有識者の講演動画や教育業界の最新情報など、様々な動画や記事が公開されています。動画の多くは、ひとつ5分~10分程度と短く、視聴デバイスもパソコン・タブレット・スマートフォンに対応しています。辻調グループの教職員は、学生対応や教育手法において生じる不安の解消や問題の解決を図るべく、それぞれが利用しやすいタイミングで学んでいます。
辻調グループでは『FAL』を有効に活用するため、各校舎にアンバサダーと呼ばれるリーダー役を置き、アンバサダーが定期的に自校の教職員に向けた情報提供をする体制をとっています。例えば教職員アンケートを利用して、人気の高い動画を選出したり、視聴動画数が多い教職員を発表したり、アンバサダー自身が是非多く広めたいという動画を宣伝したりしています。また、アンバサダー自身が「どうすれば教職員にこの動画を必要と思ってもらえるか」といった伝え方そのものを『FAL』から学ぶこともあります。
また、アンバサダーの中には、『FAL』にある「自校動画投稿機能」を使って、教職員に対してオリジナルコンテンツを公開している方もいます。ホームルームに使えるスピーチの作り方、学生に実施した授業スライドの公開、更には教職員の業務改善提案などが揃えられています。『FAL』の機能を最大限に活用することで、教職員のスキルを高めようとしています。
教職員の視聴習慣やアンバサダーの活動もあり、辻調グループ教職員の動画視聴数は『FAL』を導入している約1000校の中でも突出しているとのことです。昨年度はFind!アクティブラーナーを視聴している全国20万人の先生のうち、日頃より特に多くの動画を視聴されている先生方に贈られる「アクティブティーチャー賞」を、辻調グループ50名以上の教職員が頂きました。
また、辻調グループ教職員全体の動画視聴数は、昨年度1年間(2021年4月1日~2022年3月31日)で4774本とのことでした。これは『FAL』を導入している約1000校の中で、全国1位という数字です。
私たちは食のリーディングスクールとして、教育手法も日々研鑽を積んでまいります。
※Find!アクティブラーナー運営会社:株式会社FCEエデュケーション 本社:東京都新宿区 代表:尾上幸裕
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辻調グループ 加藤和秀