立教大学の辻調寄付講座にエコール 辻 東京の秋元真一郎先生がゲスト講師として登壇
エコール 辻 東京の西洋料理教授、秋元真一郎先生が、2019年7月5日、立教大学新座キャンパスにて、「環境問題から食を考える~ジビエからの視点~」というタイトルで講師を務めました。
この講座は、辻調理師専門学校の小山伸二先生が担当する、立教大学観光学部の授業、「ガストロノミー(美食)と観光~ガストロノミーから見た世界と地域、進化する食文化から未来を考える~」(全14回)の寄付講座の1つで、観光学部の学生にも「食文化」の最前線を知って頂き、世界と地域がそれぞれ抱える問題について観光と食が果たせる役割について考えてもらう講座です。
講座内容は、ジビエにまつわる環境問題やその課題解決に向けての国の取り組みが伝えられると共に、ジビエ(料理)と旅(観光)を掛け合わせた観光促進の提案や、ジビエが持つ栄養特性(鉄、ビタミンが豊富など)の付加価値など、多岐に渡る内容が紹介されました。後半では、学生からの質問に回答する時間が設けられ、ジビエを美味しく食べるための工夫や、フランス料理にまつわる質問もあり、ジビエを通して、観光と食が果たせる役割について、考えてもらう機会になったのではと思います。
秋元先生(写真左)と小山先生(写真右)
合間に、調理の動画もあり、学生からは「おなかがすいてきました!」と率直な意見もあったほどで、実際に見たり食べたりするなど、食と観光を考える場の更なる可能性を感じました。
(辻静雄料理教育研究所 迫井千晶)