第2回「辻静雄食文化賞」贈賞式に感動!
2011年6月15日、第2回「辻静雄食文化賞」贈賞式が執り行われました。
受賞者についてはこちら
会場にはマスコミや関係者が駆けつけ、たくさんの人が見守るなか
今年の2人の受賞者に賞状と目録が贈られました。
そしてその後には、受賞したお二人から、それぞれ熱いスピーチが。
少し控えめに、しかしながら強い信念をもって
懐石料理と日本料理を伝えている後藤先生は
「尊敬する辻静雄先生の名前を冠したこの賞をいただけて本当にうれしい。
私は母から日本料理・家庭料理のよさを教わりました。若い人にも
日本料理のよさをもっと知ってほしい、ものづくりに興味をもってほしい」
と、穏やかながらも熱いメッセージを送っていました。
一方、数々の誤解や困難を乗り越え、紆余曲折しながらもあきらめず、
長年、日本の家族の食卓をリサーチし続けてきた岩村先生は
「家庭における食の大切さを実感しています。
私はこの研究を続けることで見えてきたんです。
そしてあきらめずに続けたことを評価してもらえて本当に感謝しています。」
と食の大切さ、食卓から様々なことが見えてくるんだということを
力強く語られました。
どちらも本当に感動的で、来場者には思わずもらい泣きする観客の姿も。
この賞は、食の世界に携わる人たちにとっての励みになり、
また新たなつながりや発展を生み出すきっかけになるのだと
実感した贈賞式でした。
辻静雄食文化賞公式サイトはこちら。