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料理のチカラプロジェクト

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第5回辻静雄食文化賞贈賞式が行われました!

イベント

2014.06.03

晴れやかな初夏を思わせる6月3日、東京・明治記念館で
第5回辻静雄食文化賞の贈賞式が行われました。



辻静雄食文化賞は、辻調グループ・創設者の辻静雄(1933~1993)の食文化普及の活動を記念し、またその志を受け継ぎ、食文化の多様で豊かな発展に寄与することを目的として、2010年に創設されました。


我が国の食文化の幅広い領域の活動に注目し、よりよい「食」を目指して目覚しい活躍をし、新しい世界を築き上げた作品、もしくは個人・団体の活動を対象に選考し、これに賞を贈るものです。また特別部門として専門技術者賞を設け、調理や製菓等の現場で活躍する技術者を顕彰します。


第5回となる2014年は、



食べ物をつくるために自然の力を利用したしかけ=建築土木にスポットをあてた書籍
『食と建築土木』(LIXIL出版)、後藤治氏(著・監修)、二村悟氏(著)、小野吉彦氏(写真)と、


私たちが日々の営みの中で、生命(いのち)を食べて生きているということをあらためて考えさせられる、
ドキュメンタリー映画『ある精肉店のはなし』、監督・纐纈あや氏に。




そして、専門技術者賞は、日本料理から
大阪・道頓堀「本湖月」の穴見 秀生氏と、
京都・丸山「未在」の石原 仁司氏のお二人に賞をお贈りしました。


贈賞式では、『食と建築土木』の著者・後藤治氏からは、取材時には何度もその地へ足を運ぶこともあったりしたことや、『ある精肉店のはなし』の纐纈あや監督は、ドキュメンタリーを撮る上で、撮る側の暮らしについてもこだわっておられたことなど、制作過程でのお話を伺うことができ、また穴見氏、石原氏はお手紙にて、両氏ともに辻静雄とのエピソードも披露くださるなど、辻静雄食文化賞の名前にふさわしく、食とともにあった辻静雄を振り返ることもできた、印象深い式典となりました。



受賞されたみなさま、本当におめでとうございました。


受賞作品の紹介はこちら
辻静雄食文化賞 公式サイトはこちら