【関西大学×エコール 辻 大阪】関空に「WASHOKU DASHI BAR」オープン!
関西大学の「大阪の歴史・文化魅力体験プロジェクト」の特別企画に協力して、
10月21日~23日の3日間、関西国際空港にて「WASHOKU DASHI BAR」を開催しました。
関西大学の学生とタッグを組んだのは、エコール 辻 大阪で日本料理を学ぶ学生たち。
"大阪天満天神の水"を使ってだしをひき、関空に降り立つ外国人観光客に、
大阪のだし文化を体験していただくというイベントです。
この"大阪天満天神の水"は、江戸時代に大坂四清水の1つとして賞された名水で、
関西大学環境都市工学部の研究により、20年ぶりに復活したものです。
超軟水といわれるこの水は、原水で飲むととてもまろやかな口当たり。
文字で伝わらないのが残念ですが、大阪天満宮で試飲ができます。
(日時限定なのでご注意ください)
今回の「WASHOKU DASHI BAR」では
"大阪天満天神の水"に合うだしを見出すべく、学生が試行錯誤を重ねました。
昆布の抽出時間を変えたり、水の温度を変えたり、削り節の厚みや種類を変えたり。。。
なかには、酒にくぐらせた昆布を加熱し香ばしさを出してからだしを取るなど
工夫を重ねながら、独自のレシピ作りに奮闘しました。
イベントの前には、関西大学の学生に来校していただき
だしのひき方や、だしの文化などを披露し、
候補作となった3品のだしを試飲していただきました。
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そして、迎えたイベント当日。
外国人観光客を中心に昆布と鰹のだしを楽しんでいただき、
アンケートにもご協力いただきました。
関西大学の学生と協力して、様々な国の方々に積極的に話かけ、
お客様との会話を楽しむ学生たち。
メディアの方からも取材していただきました。
初めてだしを口にする方もいたり、本当に多くの方に試飲していただきました。
「おいしい!」という声に笑顔がこぼれ、自国のスープと比較して感想をくださる方や
少し思案顔の外国人らの反応も逆に楽しんでいました。
だしの温度にも反応の違いがあり、これらを体感値として得られたことは
学生にとって大変よい経験となりました。
3日間で、なんと1400杯!
今後は、和食だしが外国人らにどう受け止められたのか、
関西大学の学生と共に、アンケート調査の振り返り会を実施します。