第2回「Creative Chefs Box 2030」にて本校学生2名ファイナリストに!
日本サステイナブル・レストラン協会が主催の第2回「Creative Chefs Box 2030」が、10月16日の世界食料デーに合わせて開催されました。
このコンテストは料理人としての「問い」から、ミレニアル世代(1980年生まれ)以下のシェフ・調理師専門学校の生徒を対象に「未来のレシピ」を募集するというものです。
評価ポイントは下記の3つで、応募した学生達は各々完成したお皿の中で表現しました。
●サステナビリティ「変える力」
→従来までの調理方法に対して、どのくらいサステナブルか
●クリエイティビティ「伝える力」
→ストーリー性、メッセージ性に優れているか
●見た目「魅了する力」
→調理テクニックが伴っているか、盛り付けが魅力的か
また、「地産地消と旬の食材の推進」、「より多くの野菜を使用」、「ベターミートの使用」、「水産資源や生態系の保全に配慮した魚介類の使用」、「食材の無駄をなくす」、「低カーボンフットプリント」などの点も加点項目として設定されています。
辻調理師専門学校の学生たちも、食のサステナビリティに対する各々の想いをお皿に込めて応募し、そのうち2名がファイナリスト10名の中に選ばれました!
残念ながら入賞は果たすことが出来ませんでしたが、プロの料理人が多数応募している中で2名もファイナリストに入ることができたのは快挙といえます。
コンテスト名にも入っていますが、「2030年」は国連が採択したSDGsの最終年です。
近頃はメディア等でもたくさん取り上げられる機会がありますが、いったい食に携わる我々には何が出来るのでしょうか?
これを自分ごと化し、自らの将来に繋げることが出来る機会になったのではないでしょうか?
【山内透子さん(高度調理技術マネジメント学科1年生)のコメント】
「持続可能な社会」のための一皿であるなら、「もしかしたら作れるかも」といった親しみを感じられるものが良いかなと思い考えました。初めてコンテストに応募し、ファイナリストまで残ることができたのでとても嬉しいです。
【櫻井春風さん(調理技術マネジメント学科1年生)のコメント】
コンテストで使用したバラマンディという魚の特徴を知り、未来の料理の可能性を感じました。私たちに必要不可欠である様々な食材は、今後何年も使い続けられるわけではありません。その限りある資源をどう生かすかを考えさせてくれたこの機会に感謝したいです。
Creative Chefs Box 2030 Vol.2ファイナリスト一覧はこちらからご覧いただけます。
(左) 櫻井春風さん (右)山内透子さん
辻調理師専門学校 東 庸介