「食による地域おこしと災害支援に関する研究開発に係る連携協定」を締結
辻調理師専門学校は、8月31日に慶應義塾大学SFC研究所 社会イノベーション・ラボ(代表:玉村雅敏)、株式会社mellow(代表取締役:柏谷泰行)、鹿児島相互信用金庫(理事長:稲葉直寿)と共に、「食による地域おこしと災害支援に関する研究開発に係る連携協定」を結び、締結式を開催しました。
(写真左から、柏谷泰行、玉村雅敏、尾崎一正、大迫哲也)
今回の連帯協定は、4者の緊密な連携のもと相互に協力し、SDGs(持続可能な開発目標)の実現に貢献する「人材育成×社会課題×ビジネス」の相乗効果のある社会システムの構築と、安心で持続可能かつ活力のある地域社会の形成、未来社会を先導する人材育成、実学の促進等に寄与することを目的とします。
締結式では、慶應義塾大学総合政策学部教授 玉村雅敏氏、株式会社mellow代表取締役 柏谷泰行氏、鹿児島相互信用金庫常務理事 大迫哲也氏、辻調理師専門学校副校長 尾崎一正が挨拶し、各自が担う役割などについて説明を行いました。
辻調理師専門学校 副校長 尾崎一正は、
「過去の災害時に各地で料理人が自ら被災しながらも、炊き出しを行い食の支援をしていたことはあまり広く知られていない現状があります。今後発災した場合に、料理人の社会的役割は非常に大きい。食の教育機関として、フードトラックの活用カリキュラムと人材育成に取り組みます。」と挨拶いたしました。
そして、本連携協定に基づいて9月1日に発足する「地域おこし×災害支援フードトラックプロジェクト」についても説明会を開催しました。
辻調理師専門学校 企画部部長 尾藤環より
「フードトラックを社会インフラと位置付け、発災時・平時の運営ノウハウのためのカリキュラムとビジネスモデル開発に着手します。」と説明いたししました。
また、本協定の協力自治体1号として長島町(鹿児島県)の協力により、フードトラック「ブリうま食堂」の展示と、そこで販売されている「ぶりデカ弁当」サンプルの試食も行いました。
今後、辻調理師専門学校は当プロジェクトに特化した料理人育成カリキュラムを作成し、食を通して地域おこしや社会課題解決を担える人材の育成に尽力してまいります。