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料理のチカラプロジェクト

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TSPAレポート#35:番組作りをささえる技術力と経験~グレーテルかまどのスタジオより~<東京>

TSPA

2013.12.19

現代の忙しいオトナの女性のために"美しく" "優しく" "柔らかく" スイーツに迫る番組「グレーテルのかまど」。ナビゲーター瀬戸康史さんが演じるのは十五代目ヘンゼル。仕事で忙しい姉・グレーテルのために、素敵なスイーツを手作りします。毎回テーマが決まっており、例えば、スヌーピーの生みの親・シュルツ氏が毎日食べていたクッキーの味を再現したり、ヘップバーンが食べていたジェラートの味を推理したり。

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スタジオの様子

 

その番組のレシピ監修、調理指導を辻調グループの先生方が行っているということで、実際どのように番組制作に関わっているのか、取材に行ってきました。今回、取材を行ったのは、「コメルシーのマドレーヌ」。

辻フランス・イタリア料理マスターカレッジの、新井と西山で取材をしました。

 

~撮影の合間を縫ってお菓子の準備~ 

先生方は番組でヘンゼルが作るためのお菓子の材料を現場で準備、作成しています。撮り直しなども考慮し、どの段階からでも撮影ができるよう、各制作段階の材料を準備しているのです。

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制作補助をしている様

 

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先生方は瀬戸さんへの技術指導をしたり、収録をしている隣で止まることなく動いています。

 

~瀬戸さんへの料理指導~           

この番組は、瀬戸さんが実際に段階を追ってテーマのお菓子を作成していきます。その手順などの料理指導を辻調の先生方が指導しています。初めて作るお菓子について、短い時間の中で的確に指導をしていかなければならないので、とても大変ですし、瀬戸さんも真剣です!

 

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今回作っていた「マドレーヌ」では、本番で瀬戸さんが絞った生地がよく膨らまないというハプニングもありましたが、喜多村先生は冷静に原因を判断し、プロデューサーの方に伝え、一度止まった収録が再び始まりました。

 

~かまどへのアドバイス~

ヘンゼルがお菓子を作る際、作業工程や生地の固さ、

泡立ち加減など作業のタイミングをアドバイスしているのが、

女優キムラ緑子さん(声のみの出演)演じる「かまど」。

 

途中、先生に副調室に連れていってもらいました。

普段はなかなか入れない場所らしいのですが、そこには意外と人が多く、モニターをみながらカメラさんや演出の人に指示をだしていました。

先生は、キムラさんがどのタイミングで瀬戸さんにアドバイスするのがよいか、モニターで作業をする様子をみながら、キムラさんをフォローしていました。

 

ここで、大変なのは、モニターで泡立ち具合や生地の固さなどを判断しアドバイスしなければならないこと。先生方の技術と経験から、キムラさんに的確なアドバイスをされており、最終的に無事お菓子を作り上げることができました。

 

再びスタジオに戻り最後の仕上がりの撮影。

スタイリストの方がバランスを見て少しずつものを動かしている姿にこだわりを感じました。

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先生方を見て思ったのは、周りの動きを凄くよく見ているというところと、ちゃんと状況を把握しているということ。その時その時の状況を把握してどうするべきかを考えられるのは、見習わなくてはと思いました。

 

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グレーテルのかまどは前々からテレビで見ていましたが、

この番組は、見ると作ってみようかなと思うきっかけになる番組だと思います。

 

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辻調の先生方の高い技術や経験が、出演者の方々の的確なパフォーマンスをフォローし、

より充実したリアリティのある番組づくりに貢献している様子がわかりました。

 

2013.12.19. エコール 辻 東京 辻フランス・イタリア料理マスターカレッジ TSPA