TSPAレポート#40:校長授業を受けて<東京>
こんにちは!
辻製菓技術マネジメントカレッジの川崎です。
私は、エコール 辻 東京で行われた、辻芳樹校長の授業を受講しました。
授業内容は、「グローバルな視点から見た『食の仕事』」というもので、
主に3つのポイントについて、お話を聞きました。
1,日本食の変換
2,世界に日本の食を紹介
3,レストランの未来に考える
さて、上記で記したように、この3つで話を広げていく、
という予定だったようですが・・・・・・
ここでひとつ問題が!
校長先生が話す内容のほとんどは日本食・日本料理についてのだったのに
出席者は9割がフランス・イタリアコースや製菓コースの学生だったのです!
※何回かあるので、私の出席した回がたまたまそうなってしまったのですが。
これには校長先生もおもわず
「これ今日、話すことないよ。」と、笑っていました。
授業はまず、
1,日本食の変換について
ここでは辻調の学校と卒業生の方、ディヴィット・ブーレイ氏で立ち上げたという
NYにあるレストラン『ブラッシュストローク』のお話でした。
外国の食材を使って、日本食を提供しているお店です。
まだお店を設立してからの歴史が浅いせいか
「まだまだもの珍しさでお客様が食べに来ていることが悔しい。」と話していらっしゃいました。
2,世界に日本の食を紹介
「ラーメンって日本食なのですかね?」という問いかけがあり、
日本食としてラーメン屋さんが海外にはたくさん出店していて、とても人気のようです。
校長先生も自身で紹介したNYにあるラーメン屋にはブラッシュストロークよりたくさん行ったとか(笑)。
如何に美味しいのか、日本と違うお店のシステムと共に、ものすごく熱弁されていました!
笑いと関心の絶えないお話でした。
3,レストランの未来を考える
ここではレストランの話だけでなく、食とは?を考えさせられるものでした。
過去と現在、そしてこれからの未来に私たちはどう食と関わって行くのか、
校長先生はなに一つ、『答え』は言いませんでした。
そして、答えは決まっていない。一つではないのだと、私たち自身にその答えを見つけて欲しいと言っていました。
今回の授業では、「外国人に対しての日本食」と「食の歴史」、「レストラン経営」
についてほんの一部だと思いますが、お話ししていただき、あらためて考えさせれました。
ありがとうございました!
2014.2.21. 辻製菓技術マネジメントカレッジ TSPA川崎未智