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料理のチカラプロジェクト

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TSPAレポート#4:思いの伝え方、感じ方(料理マスターズブランド認定コンテスト)<大阪>

TSPA

2013.07.17

「料理マスターズ」と言う日本の第一次産業の活性化に貢献している料理人を国が表彰することで、食と農をつないで地方が活性化することを目標としたものがあります。
その中の1つのテーマとして「生産者と食べ手をつなぐ料理の力~関西の食・日本の食の魅力と発信」を題に
辻 芳樹 氏(辻調理師専門学校 校長)
門上 武司 氏(あまから手帖編集顧問)
仲野 隆三 氏(農業アドバイザー)
音羽 和紀 氏(オトワレストラン)
による記念シンポジウムが
6月30日(日)に辻調グループ 学生センターで行われました。

 

生産者は料理人、食べ手にむけ、どのような食材を作るべきなのか。
料理人は生産者からの食材をどのように料理すれば素材の良さを活かし、食べ手に生産者の思いを伝える事ができるのか。
生産者と食べ手と言う遠い存在の2者を
どのようにつなぐのか。

 

生産者が思いを込めて作った食材は
料理人の手によって調理され、食べ手となるお客様の前に、お皿に表現された形で伝わります。
なので、料理人の素材の使い方、表現の仕方でお客様の感じ方は凄く変わるのではないか、
料理人はつなぐと言う立場で、とても難しい役割で、最も重要とされるのではないかと思います。

 

みなさんは、日頃ご飯を食べる時、料理の中の1つ1つの食材がどこで作られているのか。どんな人が作っているのか。と言う事を考えた事があるでしょうか?

 

日頃何気なくスーパーに並ぶ野菜でも、そこに並ぶまでにたくさんの人が関わっている事。

 

レストランで出される料理には生産者、料理人の思いが詰まっている事。

 

生産者、料理人はもちろん、
食べ手になる側も少しでも意識するだけで生産者と食べ手の距離も近くなるんじゃないかと思います。


互いに良く意識し、これからの日本の食がもっともっと活性化して行けば良いなと思います。


【辻調理技術研究所】フランス・イタリア料理研究課程 TSPA