【楽しみながら学ぶフランス文化】オプション授業第2回
Bonjour, 辻調グループフランス校です。最近になりようやく気候が良くなってきました!まだ雨が降る日もありますが、寒かった5月を振り返ると6月はさすがに気温が上がったり、太陽が見える日が増えました。週末には良い天気を待ち望んだ人たちがテラスでの食事を楽しんでいました。フランス人の皆さんには「隙あらば屋外でごはん、そして可能ならバーベキュー」という人が多いのでやっとその季節がやってきて喜んでいます。
先週金曜日はフランス校では「オプション授業」の第2回目が行われました。ワイン、フランス語、食文化の3つの授業から1つ選んで受講するこちらの授業は全5回で行われます。今回も普段の授業とは違った角度からフランス食文化を学びました。
ワインの講習はボジョレワイン醸造所シカレックス見学でも講師をしてくださったファニーさんにご来校いただき、「同じ年に違う土地でできたワイン」を比較するというテーマで行っていただきました。年ごとにワインのできが違う、という話はよく聞きますが、同じ年でも土地の条件(土の質や標高、日当たりなど)によって味はかなり変わります。同じブドウで造られたボジョレワインでも土地の位置や土の質などによって味が違います。それを実際に試飲しながら学びました。ボジョレワインのクリュ(銘柄)は10種類ありますが、そのうちの5種類を試飲し、同じボジョレワインでもかなり味が違うことが分かったようでした。
フランス語の講座は盛りだくさんな内容でした。フランス語で名曲「オー・シャンゼリゼ」を歌ったり、短い時間で準備をしたフランス語での寸劇を行ったり、単語が書かれた紙をつなげ合わせて文章を作ったり、普段の授業とは違った勉強の仕方でフランス語を学びました。文法や会話の授業も大事ですが、楽しく学ぶということが語学習得の近道ですね!講座の最後にはおやつの時間もありました。フランスならではの食前酒やおやつをいただきました。
食文化の授業はリヨンとその近郊についての食文化や歴史を学びました。シャトーのあるリヨン近郊について、やはり知っておきたいことはたくさんあります。すでにリヨンを観光している人もいますが、リヨンの歴史や見どころ、そこから食の歴史と食文化や特産物などの話を聞きました。ポール・ボキューズ氏で有名なリヨンですが、ボキューズ氏の前と後はどのように食文化が発展したか、リヨンはどうして「美食の町」になったのか、といったことについても学びました。リヨン名物のおつまみ「グラトン」とお菓子「プラリネ・ルージュ」を使用したブリオッシュを試食しましたが、豚の脂を揚げて作ったグラトンはアルコールと一緒にいただいた方がおいしいのでは、という感想でした(笑)。リヨンで実際にリヨン料理を食べてみようと思うきっかけになったと思います。
7月には夏休みがありますが、出かけた先でも使えるフランスに関する文化が学べるオプション授業です。せっかくフランスまで来たのだからできるだけ多くのことを知りたいですね!オプション授業で習った文化、フランス語などどんどん使っていきましょう!