【はるばる来ました!】シャンパーニュ 醸造所見学
Bonjour, 辻調グループフランス校です。6月に入っても天気がすぐれないフランスですが、研究生の皆さんは引き続き元気に頑張っています。少し前から調理の実習は「2セリ(セリ、は学期の意)に入り、実習の皿数が増えました。製菓の実習は先週から2セリとなり、一人一つをいただく「プチガトー」の実習からホール型の切り分けていただくタイプのガトーの実習になっています。内容のレベルがどんどん上がってフランス語の力もついてきたと思います。近づくフランス語筆記試験も楽しみ!ですね(?)。
先週の木曜日と金曜日で研究生の皆さんは1泊のシャンパーニュ地方旅行へ行きました。バスでシャンパーニュ地方の首都ランスに行き1泊、翌日にエペルネというシャンパン醸造所がたくさんある街に移動し、「GOSSETゴセ社」を見学、シャンパーニュ醸造について学びました。シャトーから北に500キロメートル弱上ったところにあるシャンパーニュ地方はかなり遠くですが、みんなでバスで行くことで普段なかなか行くことがないエリアに行くことができて楽しい旅行になったと思います。旅行だけではなくシャンパンについての勉強もしっかりしましたよ!
Gossetゴセ社前で集合写真を撮りました
1日目は全員一緒に昼食をとり、そのあとランスの町で解散、自由時間となりました。ホテルもランスにあり、自由に戻ることができます。ランスには有名な大聖堂があり、シャガールのステンドグラスで有名です。日の光が入りきれいな色を発するこのステンドグラスは圧倒されるすばらしさでランスの見どころの一つです!自由時間ではレストランの食べ歩きに行ったり、一足早くシャンパンの試飲をしてみた人たちもいました。
翌日はバスで移動後、ゴセ社を訪問しました。こちらの会社は家族経営の、自家製のシャンパンにかなりこだわりを持っている方々で運営されています。歴史は1500年代から始まり今に至るまでこだわりぬいたシャンパン(開業当初はワイン)を製造しています。ゴセ社の歴史についてのお話を伺い、その後はシャンパンの醸造法の説明を聞きながら施設を見学しました。ゴセ社のシャンパンは酸味を際立たせすっきりとした味わいにするため、通常行われるマロラクティック発酵(第2次アルコール発酵)を行いません。熟成期間も通常のシャンパン醸造よりかなり長期間行い手間暇をかけて作られます。
試飲ではこだわりのシャンパンを試飲しました。シャンパンは通常ピノノワール、ピノムニエ、シャルドネの3種類の品種から作られますが、白ブドウであるシャルドネだけで作られたものと、少し赤ブドウの色を付けたロゼワインの試飲もありました。3種類にはそれぞれの味の特徴があり、人によって気に入るものが違いましたね。どういった料理と合うか、という話もありましたが、こちらに関しては基本的な回答はありますが正解はありませんのでおいしいと思ったものと合わせていただけるとのことでした。シャンパンはお祝いの時など楽しい時に飲むワインですので、あまりこだわる必要はないのかもしれません。
シャンパーニュ地方現地を訪問して勉強したシャンパンについて、かなり印象に残ったのではないでしょうか。これからもフランス校ではワインについて勉強していきます!