FRANCE

辻調グループ フランス校

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【今期も始まりました!】シミュレーション実習開始

フランス校日記

2024.10.18

Bonjour, 辻調グループフランス校です。ここ何日か雨の多いフランス校近郊ですが、フランス各地でも大雨注意報が出たり、すでに洪水被害のある地方もあるとのことです。今年は雨の多い年で、10月になっても雨が多く全体的に涼しめのフランスですが、寒い冬を迎えるのでしょうか。今日は秋の気持ちよい気候でブドウの葉も少しずつ黄色くなっている様子が見られます。

10月の初めにフランス校に到着した今期の研究生の皆さんは、到着後約10日間のガイダンス期間を経て今秋からシミュレーション授業を開始しています。フランス校の授業は3学期に分かれており、各学期を「セリ」と呼びます。1セリが開始し全3班が実習授業の担当に当たりました。「日本の学校よりかなりハード!」とびっくりしている人たちもいますが、レストランやパティスリーで働いているのと同じような実践さながらの動きに皆さん活き活きとしています。


調理班は自分の担当する料理(オードブル・魚・肉料理と賄い料理のうちの一つを担当)の仕込みと調理を担当します。1から10までしっかりと用意して挑みますのでかなりの仕事量になります。本番に挑むまでの準備として班内での話し合いも大事です。フランス語でオーダーがかかりそれを聞き取って動く作業も大変!!こちらに関しては徐々に慣れていきますが、初めはやはり難しく緊張しますね。さばく食材の量は多いですが、たくさんの食材を触ることができて皆さん嬉しそうです。

製菓はお菓子屋さんに出すためのお菓子、ということを前提に作業しますので大きさや形を全て統一しなければなりません。先生が行うデモンストレーションは簡単そうに見えても自分でやってみるとなかなか難しい!新鮮なお菓子を出さなければいけませんのでスピードも大事です。「難しいことが多くて大変・・・」との声も聞こえてきますが、フランスのお店に研修に出たら必ず必要な作業になりますので今のうちに慣れておきましょう!

フランス校で初めて体験する人が多い「セルヴィス」も始まりました。皆さんが作った料理とお菓子をセルヴィス担当の研究生が席に出してくれますが、フランス語で説明を行ったり慣れない動きをしたりとはじめは皆さん戸惑うようです。実際にお客様として席に座る研究生の皆さんは、実際にやってみると難しさが分かるためサーヴィス担当の研究生に多少の失敗があっても割と温かい目で見ています(笑)。調理、製菓の授業とは空気も変わりますし、毎期セルヴィスの授業の面白さを知り、楽しみにしている研究生もいます。

初めての実習授業が終わり、これから更にレベルアップした授業となっていきます。週末はしっかり遊んで休んで、授業のためのエネルギーを蓄えてください!