アメ細工の特別授業(エスコフィエ校)
12月8日(月)
Bonjour, 辻調グループフランス校、エスコフィエ校教務部の栗山です。
レクレール校では11月の初めに行われましたが、エスコフィエ校では12月の3日から4日にかけて調理・製菓の
特別授業が行われました。調理の製パン授業については先日お伝えしましたが、本日は製菓のアメ細工を紹介します。
(レクレール校の様子はこちらをご覧ください:https://tsuji.fr/blog/diary/post_504.html)
エキップ(班)ごとにテーマを決めて、下絵を描いて、部品を考えて…ちょっと考えただけでも気の遠くなるような仕事
ですが、皆で話し合い、協力し合ってひとつの作品を作り上げていくのはとても貴重な経験ですね。
初日の様子
一見華やかに見えるアメ細工も、ひたすら細かい部品を作ったり、アメを流す型から作ったりと地味な作業が多いですし、
熱いアメを扱わなければならないので、たいへんな作業の連続だと思います。
でもその分、ひとつの作品が出来上がったときの達成感はひとしおでしょう!
2日目の様子
そして、完成した後にもうひと仕事なのが、展示場所への移動です。コンテストなどでも、完成品を運ぶ途中で
壊れてしまうことがあるそうで、緊張の瞬間ですね。
エキップごとの作品(学生たちのコメントをもとにお伝えします。)
まずはエキップP1の作品です。
「月に抱かれた土星」
宇宙の不思議さを表現した作品。月に土星を組み合わせると、まるで土星が月に抱かれているように見えたことから
このようなタイトルが付きました。月と土星をくっつけるのに苦労したそうです。学生たちのイメージで作り上げた、
想像上の花や木といった植物がとても細かい仕事で、独特の雰囲気をかもしだしています。
続けて、エキップP2の作品はこちら。
「ジゼル」
バレエでも知られる『ジゼル』をテーマにした作品で、最後にジゼルが最愛の男性に別れを告げる場面を表現しています。
場面は夜の墓場、土台がそのシーンを再現しています。花の下に踊るバレリーナ姿のジゼルを作るのが一番たいへん
だったそうです。顔や手など、パーツごとに作り上げていったそうです。
最後に、エキップP3の作品をどうぞ。
「太陽の祭り」
ディズニーの『ラプンツェル』をテーマにした作品です。映画の中のお祭りのシーンや、ラプンツェルが長い髪を結んでいる
様子を表現しています。髪をイメージした支柱が割れてしまうハプニングがありましたが、皆で一致団結して楽しく
作り上げることができました、とのことでした。
1月の末にもう一回、アメ細工の授業があります。次回も楽しみにしています!