旬の食材たち(エスコフィエ校)
Bonjour, フランス校教務部です。
前回のレクレール校につづき、今回はエスコフィエ校からです!
最近は快晴と強めの雨が交互にやってきますが、快晴の日は敷地内の池の水面に移るシャトーが本当にキレイです。
この池には魚もいますし、野生のカモもいます。夜になるとこの池で育ったカエルたちの大合唱も聞こえてきますよ。
中庭から見た雨上がりの景色は日差しを浴びてさらにキラキラしています!
これは広い敷地のなかほどに、レストランと厨房、製菓ラボが連立する「1アネックス」と呼ばれる建物。
2階は学生寮になっています。
5月中旬には、フランス校敷地内をはじめ、近隣の住宅の庭など、あちらこちらでサクランボが実ります。
先日、先生たちが、樹から手摘みして、たっぷり持って帰ってきてくれました。
完熟したジューシーなサクランボが手に入ったとなると、じっとしていられないのが製菓の先生たち。
さっそく、クラフティやデニッシュにしたり、液体に漬け込んで果実酒を仕込んだり・・・
様々なカタチでお菓子の試作をしていました。もちろん、どれも美味!
こんな風に、季節ごとに、さまざまな旬の農産物と身近に出会えるのがフランスです。
先日、先生たちは、今がまさしくシーズン真っ最中のイチゴ狩りにも出かけました。
訪れたのは、エスコフィエ校と同じアン県にあるイチゴ農園です。
真っ赤に熟れたイチゴたちに、ついついテンションが上がってしまいます。
この農場では、入場の際に収穫者間の距離をしっかりと保つよう衛生対策が伝えられました。
入場者の人数制限もされていたので、安心して収穫ができました。
こんなにたくさん収穫できました!
自分たちで摘みとったイチゴは、最後に量り売りしてくれます。
食感も甘みもしっかりとした、新鮮なイチゴ。実際の風味を画面からお伝えできないのが残念!
ところで、この農園に併設の販売コーナーには、イチゴ以外にも、新鮮な農産物が並んでいました。
たとえば、コレ。わかりますか?「リュバルブrhubarbe」です。茎からのびた葉の軸の部分を食べます。
ヨーロッパでは比較的ポピュラーな食材で、日本ではよく「ルバーブ」と表記されているのを見かけます。
一般に野菜に分類され、触感はセロリのようにシャキっとしていて、しっかりとした酸味があります。
フランスでは甘みを加えて、デザートに使われることが多く、タルトやジャムにぴったりの食材です。
日常的に食する果物や野菜も、フランスと日本で手に入るものとでは、香りや風味がちがうことに気づきます。
このブログをご覧のみなさんにも、ぜひ現地で旬の食材のおいしさを体感していただきたいです。
6月になって一気に咲き始めた庭のアジサイも、新しい学生の到着を心待ちにしているようです。