FRANCE

辻調グループ フランス校

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もう夏は終わり?のフランス

フランス校日記

2021.08.30


Bonjour, 辻調グループフランス校教務部です。8月もそろそろ終わりが近づいています。9月からは新学期も始まり、普段通りの生活に戻るフランスです。それにしても最近のフランス校近郊はもう10月になったの?と思うような気候が続いています。外で食事をするのが好きなフランス人にとってもバーベキューやピクニックをするには少し肌寒い空気です。

曇り空に立つパリのエッフェル塔

エッフェル塔から見下ろすセーヌ川

フランスでは8月半ばから、レストランや映画館、美術館やスポーツ施設などに行くために「衛生パスポート」の提示の義務が始まりました。ワクチンを2回接種した人に与えられ、それ以外の場合は検査をしてコロナウイルスの陰性証明がなければ上記のような施設には基本的には入場禁止となります。こちらのシステムには賛否両論あり、反対の人達がデモを行ったりしていますが、全体としてはワクチン接種者が増えてきている様子です。学校へ行く子供たちも12歳以上はワクチン接種が推奨され、受けていない子供はパソコンでの遠隔授業を受けなくてはならない学校もあるそうです(この辺は学校によって規則が異なります)。

ルーヴル美術館と入り口のピラミッド

コロナ禍の影響で普段は外国からの旅行者の多いフランスも旅行者が減った様子です。パリは8月の旅行者自体の人数は毎年少な目(夏はどちらかというと海や山を目指す人が多い)ですが、今年は特に外国人(ヨーロッパより遠い国、アジアなどからの旅行者)がかなり減ったようでした。入国してからの規制が厳しいですし、旅行もしづらいのでまたの機会に、と思った人が多いようです。

2019年に火災にあったノートルダム大聖堂は修復が進んでいます

8月はパリをはじめとしたフランス全土、気候があまりよくなく、せっかく海や山に行ったのにあまり楽しめなかった!という声もよく聞きます。自宅で自粛、が正解だったのかもしれません。今年の夏は特にあまりにも短いのでは?と思うくらい暑い日が少なかったように思えますが、コロナ禍が終息し夏のヴァカンスが思いきり楽しめる時に夏らしい暑い日も訪れてくれるとよいと思います。

ヴェルサイユ宮殿の庭園