今年のボジョレワインの出来は?
Bonjour, 辻調グループフランス校教務部です。
9月になり、天気が良い日が続いています。今日はフランス校近郊の気候が30度近くまであがり、夏が戻ってきたようでした。だんだん日が落ちる時間は早まってきて、夜9時頃には薄暗くなります(真夏は夜10時頃まで明るいのです!)。
9月と言えば、ヴァンダンジュ(ワイン用ブドウ収穫)が行われる季節です。基本的にはここで一気に収穫されたブドウが今年2021年のワインになります。フランス校レクレール校の周りにはボジョレワイン用ブドウの畑が広がっており、こちらも近いうちに収穫が行われます。
シャトー・ド・レクレールの周りのブドウ畑
今年は春先に霜が降り、かなりのブドウが被害に合いました。が、ボジョレワインにはそちらの被害は多く発生しなかったようです。ただ、6月は雨が多く、悪天候のせいでブドウの多くが病気にかかってしまったようです。そういった事情から今年のボジョレワインの生産量は例年に比べると少なくなってしまうことが予想されています。
もうすぐ収穫されるブドウ
ボジョレワインはボジョレヌーヴォーで有名ですが、それ以外の赤白のワインもとてもおいしいです。かなり傾斜のあるブドウ畑でも、収穫の際ブドウは手摘みと決められており丁寧に作られています。ワイン業者の皆さんの腕によりブドウの収穫量は少なくとも今年もワインの質は問題なさそうです。
病気になってしまったブドウ。それ以外のブドウで造る今年のワインも質は問題なし!
通常ヴァンダンジュの季節には季節労働者が集まり一気に収穫を行いますが、ここ2年はコロナ禍の影響により季節労働者は呼べず、醸造所関係者が総出で行うようです。かなり大変な仕事になると思いますが、できたワインへの思いはより深いものになりそうです。2021年のボジョレワイン、楽しみにしています!