ボジョレワイン・ブドウの収穫
Bonjour, 辻調グループフランス校教務部です。9月も末になり、肌寒い日が続いています。あっという間に秋ですね。
この季節に行われるワインのブドウの収穫がボジョレ地方でもありました。早い年であれば8月終わりから行われることもありますが、今年は天候の影響もありやや遅めの開始でした。
ボジョレワインは「ボジョレヌーヴォー」で有名ですが、ヌーヴォーのような新酒以外にもおいしいワインがあります。赤ワイン、白ワイン、ともに飲みやすくいろいろなお料理にも合います。
ボジョレワインのブドウは手摘みで行われます。一人ひとりハサミでブドウの房を切り、バケツや担いだ籠に入れていきいっぱいになったら大きな籠(トラックの荷台など)に移します。人数が必要なこの作業、アルバイトや出稼ぎの人たちで賄うことが多いですが、今年はコロナ禍の影響もあり、どこの醸造所も人を集めるのが難しかったようですね。
ボジョレワイン用のブドウの収穫、醸造の後に残ったブドウの絞りかすを使って料理したソーセージがこの辺りのスペシャリテとして食べられます。Saucisson aux gène(ソシソン・オ・ジェンヌ)と呼ばれるもので、搾りかす(ジェンヌ)と一緒に料理したソーセージです。ワインの風味が感じられるおいしいソーセージ、この季節だけに食べられるスペシャリテです。
ソーセージ製造中です。
ブドウの搾りかすが確認できます。ソシソン・オ・ジェーヌです。
ボジョレヌーヴォーの解禁は例年通り11月の第三木曜日です。今年のボジョレもどのような出来になるのか、楽しみですね!