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辻調グループ フランス校

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Sucre d'art(シュクル・ダール)パティシエが飴細工とパスティヤージュで芸術作品を作ります! ― 製菓の特別授業(エスコフィエ校)

フランス校日記

2022.06.28

Bonjour! フランス校教務部です。

先週エスコフィエ校で行われた特別授業で、製菓研究課程の研究生はエキップ(班)ごとにSucre d'art(スュクル・ダール:飴細工などの砂糖を使った工芸菓子のこと)に取り組みました。4日間の特別授業で、前半の2日間で試作品を制作して改善点を見つけ、後半の2日間で作品を完成させます。





エキップのメンバー全員でアイディアを出し合い、テーマを決めて、1つの作品を仕上げていきます。また、飴細工にパスティヤージュ(シュガークラフト)を組み合わせるなどの規定があります。





最後に、P1、P2、P3のエキップごとに、完成した作品を囲んで記念撮影をしました。想定通りにいかないなど、制作の途中にはハプニングもありましたが、どのエキップも素晴らしい作品を仕上げることができました!

P1のテーマは「川」です。リヨンを流れる2本の川、ローヌ川とソーヌ川を表現しました。川には橋がかかり、白鳥が訪れ、太陽を表した花が飾られています。エスコフィエ校からリヨンに行く途中にも、ソーヌ川で白鳥を目にすることがあります。

P2のテーマは「シャンパーニュ」です。シャンパーニュ見学で訪問したランスの大聖堂にある「微笑みの天使」という有名な天使像からインスピレーションを受け、天使の横顔が装飾されています。

P3のテーマは「自然」です。地球を表現した土台の上に、自然が広がっています。一番上には、太陽をイメージした花が飾られています。そして、地球の周りにちりばめられた飴の球体は、雨を表しています。

作品の出来栄えもさることながら、皆で協働して一つの作品を作り上げる、そのプロセスこそが重要なのだと改めて気づかされる4日間でした。