原口 桜さん:研修先 PATISSERIE CASSEL(パティスリー カッセル)
「パリ近郊の研修先」
パリから南東に65キロメートル、電車ではパリから40分ほどのところにあるフォンテーヌブローという町に研修先のお店はあります。パティスリーにサロン・ド・テが併設されています。お客様の年齢層は少し高めの印象です。
お店外観と店内のお菓子 お惣菜
「色々な仕事をさせてもらっています」
仕事内容は7、8種類のケーキ仕上げを一人でやらせてもらっています。ケーキの補充(店舗に並べられるようにジュレを流したりといった準備)をしたり、直接シェフの手伝いをすることもありますが、仕事は日によって変わります。パンやお惣菜も置いているのでそちらに携わることもあります。パンの仕込みの量は多く、なくなったらどんどん仕込みます。
クロワッサンの成形中
「カタコトの日本語がわかる同僚の皆さん」
シェフや同僚は私のつたないフランス語でも理解しようと試みてくれて、とても優しいです。たまに冗談でいじられたりもします!ほぼ毎期研修生かお世話になっているからか少し日本語の単語も知っていて「おはようございます」「すみません」「あぶない」などと日本語で言われることもあります。
同僚と一緒に
「伝統があり美しい町フォンテーヌブロー」
フォンテーヌブローは宮殿がありとてもきれいなところです。火、金、日曜日に近くの広場にマルシェ(市場)が立っています。仕事が終わった後や休みが合う日に果物や野菜などをよく買いに行っています。
休みの日はパリに出かけることが多いです。お皿を集めるのが好きなので、蚤の市や雑貨屋さんに行って集めています。
住まいは現在一人で住んでいますが、2か月前くらいまで同僚と二人で住んでいました。その方がご飯を作ってくれることがあり一緒に食べたりしていましたが、好みがスパイシーなものらしくたまに辛すぎたりして「大丈夫?」と心配されたりしました(笑)。
フォンテーヌブロー宮殿
蚤の市はいろいろな食器があって楽しい!
現在住んでいるお部屋です
「とにかく効率的に仕事を!」
研修先では決められたスペースで効率よく作業することを学びました。使える場所が決まっていて、そこでどうきれいに効率よく作業できるか常に考えながら行動しています。二つ、三つ同時に作業するので頭の中で行動を整理しながら仕事をするようにしています。
研修に出る前に抱いていたイメージ通りで、毎日同じ作業をするのでその中でお菓子のクオリティーを上げていくことが大切だと思いました。
「自分にしか作れないようなお菓子を作れるようになりたい」
フランスで学んだことを日本で発揮できるようにいろいろなことを吸収したいです。味覚や感覚を磨いて自分にしか作れないお菓子を作れるようになりたいです!
フォンテーヌブローのサロンでショコラでお会いしたM.O.F.のジャン=ミシェル ペルション氏と
原口 桜(HARAGUCHI Sakura)
宮崎県 日章学園高等学校 卒業
辻調グループ出身校 エコール辻大阪 辻製菓マスターカレッジ