FRANCE

辻調グループ フランス校

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製菓外来講習 M.Maël DELATRE (マエル・デュラトル) / PATISFRANCE(パティスフランス)

フランス校教壇から

2023.11.27

今日は「パティスフランス」のデモンストレーター、マエル・デュラトル氏にお越しいただきました。パティスフランスはプロフェッショナル向けに原材料を製造・販売をしているメーカーです。

作っていただくお菓子の名前は「Noisette(ノワゼット)」。ダコワーズノワゼット、プラリネピエモン、クレミュー・ジャンドゥジャピエモン、ムース・プラリネピエモン、とすべてのパーツにヘーゼルナッツが使われています。イタリアのピエモンテ州がヘーゼルナッツの産地なので生地やクリームの名前によくピエモンと付けられます。お菓子の形はフランスのクリスマスシーズンによく見かける形、ビュッシュ(薪)です。

お菓子を作成する際に、生地を混ぜたりお菓子の仕上げをしたり、自分でする作業のいくつかをアシスタントにも経験させてくださいました。

ちょっとした作業もにっこりお願いをされ、アシスタントも楽しそう!見ている私たちもお菓子作りに参加している気分になりました。さすがデモンストレーターですね。



「やってよいですか?」「私も手伝えますか?」など覚えたフランス語を駆使して自分から作業に参加している姿はとても格好良いです!日頃の実習の成果を発揮し、得意の「もう一度、見せてください!!」も使っていました。

アシスタントのコメント
「今回の外来で感じたことは、器具の使い方の重要性です。講師の方は器具をどのように動かしたらどんなふうになるのか熟知されていました。ボウルをきれいにするという作業一つとってもゴムベラの面を上手く使い少ない手順で作業を終えていました。効率よく仕事をするためにも、器具の使い方から見直してより成長できるようにしていきます。」
「アシスタントをさせて頂いて、自分のフランス語力、積極性と自信が足りないと特に実感しました。講習では講師の方が本領を発揮できるようにスムーズに進めること、何より目立たないことが難しかったです。それでも、間近で実力ある方の講習に携われる事は、本当に貴重な機会になりました。毎日の講習でも、内容と合わせて先生方の動きも以前より意識して見るようになりました。自然と縁の下の力持ちの存在になれる力はどの環境下でも自分の強みになると思うので視野を広げて身に付けていきたいです。」

デュラトル氏は、分かりやすいフランス語を選んで指示や話をしてくださるので、研究生もかなり説明が聞き取れたようです。
実習で使えそうなテクニックや器具、200€もする機械なども見せてくださり、いつもの講習とはまたちょっと違う刺激を受けました。

Merci M.DELATRE!