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辻調グループ フランス校

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霜触 さとみさん 研修先:「PATISSERIE FRESSON」

研修生レポート

2013.05.28

霜触 さとみさん
SHIMOFURE Satomi
群馬県私立共愛学園高等学校 卒業
[エコール 辻 東京] 辻製菓マスターカレッジ 卒業
2012年秋コース エスコフィエ校製菓研究課程
研修先:「PATISSERIE FRESSON」

日本でも講習会を開いたりと、幅広い活躍をされているM.O.FパティシエFresson氏のお店で研修中の霜触さとみさんです。人気店のため、日々の仕事量は多く忙しいと評判のお店ですが、毎日フランス語と闘いながら多くのことを吸収しているようです。仕事中は厳しいけれどもそれ以外の時は優しいフランス人の温かさに触れることもできたそうですよ。まさにフランスで研修をすることの「醍醐味」ではないでしょうか。7月の研修終了まで意欲いっぱいに頑張ってくれそうな霜触さんです。

「積極的になれました」
研修先はロレーヌ地方のジャルニーという町にあるPATISSERIE FRESSONです。町の中では、唯一のM.O.Fのパティスリーで人気があります。ジャルニーと隣町のメッスにお店があり、ラボはジャルニーにあります。

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お店の外観とラボ

やっぱり言葉の壁は思っていた通りでしたが、みんな優しく、私が何か話そうとしたときや言葉が通じなくて落ち込んだりしていてもちゃんと嫌がらず聞いてくれる。フランス人に少し怖いイメージがありましたが、あたたかい人たちばかりだなと思いました。

私は結構恥ずかしがり屋なところがあったり、すぐ落ち込んだりする性格ですが、実際フランス人の中で一人で働いてみて、恥ずかしがっていたら話せないし、黙っていても仕事はこないし、と思うと自然に自分からどんどん話かけたりできるようになったと思います。

「楽しい職場、仕事も速い」
私は、タルトを担当しています。タルトは全部で8種類あり、毎朝その日に出る数量を仕上げます。休日は、タルトの量がとても多いです。11時~13時で追加でタルトの注文があると、またそこでタルトを仕上げます。他には違うエキップの仕事やショコラティエの手伝いをしています。シェフはかっこよくて気さくな方。一緒に作業をすることはないですが、いつも声をかけてくださいます。同僚もみんなやさしくて、おもしろいです。ふざけたり、冗談言ったりしますが仕事は速いです。

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(左)職場のスタッフと
(右)優しい同僚の一人です

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担当しているタルトの一部

「日本とフランスとの違いを勉強できます」
フランスと日本のパティスリーの違いを学べていると思います。フランスならではのパテなど、日本のパティスリーではないようなものを作っていたりします。フルーツやいろんな材料の使い方、学校で習ったお菓子でも作り方やモンタージュの仕方の違いなど、いろんなものを見たり経験したりできています。

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ショコラティエの作業中

「休日も充実」
ジャルニーは、穏やかな町です。日の出もきれい!近くにはスーパーなどあり、器具屋さんもあるので便利です。友達とNancyやParisなどに出かけて観光したり、パティスリー巡りをしたりしています。あとは、家でゆっくりしたり、料理したりして休日を満喫しています。

住居はホワイエというマンションみたいなところに住んでいます。一人部屋でお風呂、トイレ、キッチン付き。同じパティスリーの同僚も住んでいます。研修先でパテやビエノワズリーなどをくれたりするので、あまり食費は使わないです。日用品やちょこっとした食べ物に使うくらいです。月50ユーロくらいあれば十分です。

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メッスのサンティエンヌ大聖堂

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研修先が近い友達と出かけたりします

「これからの目標」
フランスで見て感じたこと、実際に働いて思ったことを忘れずに、無駄にしないようにして、これからも自分の好きなお菓子に携わっていけるように努力したいです。残りのフランスでのスタージュ生活、後悔しないようにいろんなことを吸収して帰れるようにしたいです。

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