蓑原 諒さん:調理・2013年春コース
「頭を使うシーンが多い」
日本にいる時からフランス校には興味がありました。アルバイト先にフランス校の卒業生の先輩がおり、話を聞いているうちに決意が固まりました。
こちらでの授業は日本にいた時の授業とは違い、実習当日の内容に加えて前日に行う仕込みの段取りや数量も考えなくてはいけないので頭を使って動かなければならないシーンが多いです。その分成長できると思いますが、平日は勉強でいっぱいいっぱいです。実習は2人1組で料理を仕上げますが、自分の悪い部分がすぐにわかります。最近は2人で力を合わせて作り上げる、ということを意識してコミュニケーションを大事にすることを心がけています。
「フランスの自然に囲まれて」
フランス校の実習では当たり前に使われる食材の味の違いや種類の多さに驚いています。「フランスならでは」のものを体感できます。シャトー周辺にはあまり何もありませんし、週末に使うバスの到着時間もアバウトだったりと不便に感じることも多いですが、フランスの自然に囲まれてのびのびと生活ができていると思います。学校の寮も過ごしやすいです。時々トラブルもありますが、先生方がすぐに対応してくれるので特に不安もないです。友達にもすぐに会いに行けるのでとても楽しく日々過ごしています。
班の仲間と。
セルヴィス授業も重要です。
ボジョレワイン醸造所見学にも行きました。
「旅行や食べ歩きにも満足」
フランスでは5月に5連休があったので、イタリアを旅行しました。ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアをまわる忙しい旅でしたが、大きなトラブルもなく食べ歩きや観光ができとても充実していました。たった5日間でここまでイタリアを回れたことに驚きました。
フランスで食べ歩いたレストランの中での最初の星付きレストランは「ポール ボキューズ」でした。ずっと憧れていた三ツ星レストランがシャトーからタクシーで40分。本で見ていた料理が次々と運ばれてくる中、ボキューズ氏も客席に出てきてくれ、念願の対面を果たし大満足でした。
憧れのレストラン「ポール ボキューズ」にて。
「フランス校進学を考えている後輩へメッセージを」
とにかくフランス語の勉強をしてきてください!シャトーではフランス語の勉強以外にもやりたいことがたくさんあるので、日本であらかじめ準備をしてシャトーでの時間を有意義に過ごせるように頑張ってください。
蓑原諒さん
MINOHARA Ryo
エスコフィエ校 調理 2013年春コース
[辻調理師専門学校] 調理技術マネジメント学科 卒