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辻調グループ フランス校

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深津 亨名さん 研修先:「Patisserie Pepin」

研修生レポート

2014.05.08

深津亨名さん
FUKATSU Yukina
静岡・県立掛川東高等学校 卒業
[エコール 辻 東京]辻製菓マスターカレッジ 卒業
2013年秋コース エスコフィエ校 製菓研究課程
研修先:Pâtisserie Pépin

深津さんの研修先はフランス校のすぐ近くリヨンにあるパティスリーです。「Pâtisserie Pépin (パティスリー ペパン)」は今期からフランス校の研修先となり、深津さんは研修生第一号として頑張っています。リヨン中心にあるお店で、他の研修生も近くにいて会うことができたりと、日常生活も充実しているようです。

「にぎやかなお店」
研修先のパティスリー ペパンはリヨンのほぼ中心地にあり、人通りの多い通りにあるので絶えずお客様が入って賑わっています。若い人からお年寄りまで幅広い年代のお客様がいらして、お店の中にはイートインスペースもあるのでのんびりティータイムを楽しんで行かれる方もいます。

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お店正面

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お店のお菓子

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店内

「緊張と楽しさ」
基本的に私のようなスタージュ生は担当が決まっていないので、その場その場でシェフや周りの同僚にやるべきことを尋ねて仕事をもらっています。ですのでフォンサージュやヴィエノワズリーの成形をやったり、モンタージュやマカロンの仕上げをやったりと色々なことをやらせてもらえます。

シェフは若くて笑顔が素敵な人で、とても優しく接してくれます。仕事中もよく気にかけてくれて、注意やもっと効率のよい作業方法等を教えてくれて、とてもためになる反面、いつも見られていると思って作業を心がけているので気が抜けません。

職場の同僚は全員とても面白くて優しいです。わからないことがあって聞いても、伝わるまで色々な方法で説明してくれるのでとても助かります。同僚は全員で10人くらいで、みんな10代から20代と若くて仲が良いので毎日楽しく仕事をしています。

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お店のメンバーと

はじめはフランス人の中に日本人一人、ということが不安でしたし、辻からの初めてのスタージュ生ということでそれも不安でしたが、実際に働いてみると同じ職場の一人として接してくれて、働くのにフランス人も日本人も関係ないんだな、と思いました。今でははじめの頃はあまり意識していなかった仕事に対する責任感も自覚できるようになってきて、1つ1つ作業を仕上げていく楽しみを感じるようになりました。

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ラボ内

「馴染み深いリヨンでの生活」
お店のあるリヨンはシャトー生活中にもよく来ていて慣れているので、とても生活がしやすいです。最近のお気に入りは、お店から歩いてすぐのところにあるローヌ川沿いのベンチでお昼休憩を過ごすことです。同じくお昼を食べている大学生がたくさんいて賑わっています。

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ローヌ川沿いお気に入りスポット

研修が始まって1ヶ月半程で、まだリヨン散策しかしていませんが、せっかく交通の便の良いリヨンに住んでいるのでいろいろな地方に出かけて友達に会う計画を立てているところです。また、リヨンまで来てくれる友達も多いので、久しぶりに友達に会うのも楽しみの1つです。

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友達とよく会っています

私の住んでいるアパートには同じリヨンの研修生の友達が2人いるので全く寂しくはありません。部屋はトイレ、シャワー、冷蔵庫付きで、共同のキッチン、洗濯機などもあるのでとても快適です。

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自分の部屋

「研修で学んだこと」
積極性が大事だということを学びました。私はどちらかというと消極的な方ですが、仕事場では自分から聞かない限り仕事をもらえないので、今ではしつこいくらいに「次は何をすればいいですか?」と繰り返しています。一緒に働いている人達もどんどん仕事をくれるので、一回で仕事を覚えることを目標にしながら働いています。

「これからの目標」
日本に帰ったらここで働きたい、とか、お店を持ちたい、とか、具体的な将来の目標はまだ決まっていませんが、とにかく働いて働いて経験を積んでいきたいと思います。今、初めてパティスリーで働いてみて、自分はまだまだお菓子のことをわかっていないと実感したので、自信を持って自分の職業はパティシエです、と言えるように、これからもずっとお菓子と付き合っていきたいと思っています。